英語圏に住んで感じる電話苦手意識、それに対して今していること

仕事で駐在をすることになり、アメリカにしばらく暮らすことになりました。

暮らしてみると、スーパーで買い物をする、ファストフードで注文する、郵便を出すなど、日本にいたら難なくできることがかなりのハードルに感じられます。私の場合、電話は特に難関で、落ち込むこと、恥ずかしく感じることが多いです。

ただ、ふと今感じる情けなさ、恥ずかしさを今のどろどろしたままの感情のまま書けるのは今だけだとも思いました。と同時に、自分が(願わくば)少しずつ改善していく様子を記録として残していけば、おもしろい読み物になりそうだと感じました。駐在の期間は限られており、今を生きるぞ! と日々のあれこれをまとめていければと思います。

電話問題…

最近、苦しんでいるのは電話です。

電話以外の選択肢がないときに電話をして、相手が何を話しているかわからない経験は多分計6回。15回程度の電話をして、半分くらいの確率です…。相手は質問や次にすべきことを伝えているだけなのに、質問や内容がわからない。対面で行われるときはどうにか乗り越えられる事柄でも、電話になると途端に理解度が下がってしまいます。

逆に、相手に自分の英語をわかってもらえない経験に関しては、ストレートに「What’s that?」と伝えられたことは1回。でも、きっと私がわからないけど何も言わないように、わかってないけど訊ねず流されていることはもっとある気がします。

電話問題の背景と最近の対策

この電話問題の背景には何があるのか? 考えられる理由は、電話に強い苦手意識を感じていること、わからない内容を聞いていることがある気がします。

この現象を改善するために今していることは、2つあります。ひとつは、英語を聞く量を増やすこと。ふたつめは、発音改善に数分からでも取り組むことです。

ひとつめに関しては、オンライン英会話講師に、私の英語は日本にいたときのほうがスムーズに話しているといわれたことが背景にあります。アメリカに来る直前は、話せないと死活問題ということもあり、平均しても2時間程度、毎日英語をイヤホンで聞いていたと思います。しかしこちらに来て、英語を流さなくても自然と耳に入ってくる機会が多いのに甘えて、自発的なリスニング習慣は数分~数十分程度になったと思います。

講師のコメントと自己観察を踏まえて、聞く量を増やす=話す能力に影響があると考え、毎日できる限り平均でも2時間程度はイヤホンで英語を聞くようにしています。

数日を経て思うのは、ちゃんと聞くとその分、よく聞く単語、会話のフレーズが少しずつ頭に残ってくるということです。日常会話の盗み聞きで ultimately(最終的に)、simultaneously(同時に)みたいな副詞や、会話の冒頭の Explain(説明して)、Go on(続けて)のような説明を促すフレーズはまだ聞いたことはないですが、インタビュー、対話形式の Podcast ではよく出てきます。何度も繰り返していると、自然と英会話講師と話していても出てくるようになったなと感じます。

ふたつめの発音に関しては、すこぶる発音練習が嫌いですが、電話の自信のなさと、わからないと困るというので、英会話授業を受けたあとに数分からRの発音を鏡を見ながらやってみています。発音は長年のテーマなので、この点に関してはまた別の投稿で細かくまとめていきたいと思います。

今行っていることは、電話の理解度に対して即効性のある解決策ではなく、どちらかというと時間をかけて(願わくば)効果がみられることではないかと思います。長い目で定点観測をしながら、変化、感じたことを記録していければと思います。

2か月続いた英会話習慣が途切れて学んだこと

6月から8月半ばまで、オンライン英会話のキャンペーンプログラムの流れにのって、2か月連続で英会話習慣が続いていました。しかし、余裕がなくなったある日を境にパタリと途切れました。「やりたくない」と思う日も必死こいて続け、それが逆に重荷にもなっていたのでしょう。習慣が途切れた日から1週間近く、「早く受けなきゃ」と焦りつつも再開することはありませんでした。

今は元のサイクルに戻ったのですが、ふと今回の体験を書いてみようと思いました。英会話をやめてしまったけどまた始めたい、と思っている方がいたら、体験談として参考にしてもらえたりしたら幸いです。

最初に、私のなかで大切だと思ったことの結論を書くと、「外れてしまったトラックに戻る」この一点に尽きるのかなと思いました。

再度習慣化するのに役立った方法

5分でいいから、まず授業を

一番きいたのは、こちらです。まず、逃げているものに立ち向かうこと。

…とはいいつつ、私が利用している英会話は1コマ最大25分なのですが、再開するとき、25分もしゃべり続ける自信がなかったです…。そこで、ハードルを一番低いところに下げ、一番短い授業時間5分である日とってみました。この授業後、授業を受ける日、受けない日が交互に数日続きます。でも1週間近く経った今、どうにかそれまで続けていた1日2コマ、50分の元のサイクルに戻ってきました。

英語に関わらず、私の場合、長く続けていたことを一度やめてしまうと、再開したり、再度習慣化するのによく時間がかかります。続かなかったことを恥ずかしいと思っているところもあるのか、元の目標や習慣は、考えたくない、逃げたいものに変わっていってしまいます。

今回はそうなることは避けたかったので、「5分」という歩み寄れそうな距離から距離を詰めてみました。ハードルが低いと大概「案外いけるじゃん」と思え、下の「外堀作戦」も利用して、自分を騙しだまし進みたい方向に導いていきました。

外堀を埋める

私は英会話をやめると、リスニング、発音矯正アプリなど他に続けていたこともやめてしまう傾向があります。今回は、英会話をやめ、発音矯正アプリをやめ、少しずつリスニングもやめ、結局全てやめてしまいました。

そんな自分が嫌で、でも英会話を再開する気にはなれなくて、今回はまず外堀を埋めようと、リスニングから再開した気がします。以前よく聞き流していたWNYCのアプリをとりあえずかけ、元の生活にひっそりと戻す作戦でした。

https://www.wnyc.org/

これがききました! そして「1分でもいいから」と自分を納得させて、それまで続けていた発音矯正アプリも試してみました。

https://elsaspeak.com/ja/

1分始めると、不思議と「もう少し」と続けたくなるもので、自分を騙しだまし導く作戦はどうにか成功しました。こうして、じわじわとそれまでの英語中心の生活に戻っていきました。

今回の学び

先の予定を見越して、事前に対策を

2か月続いていた英会話習慣が途切れるとき、「この週末と来週は途切れるかもしれない」となんとなく気づいてました。そしてその予想通り、途切れてしまいました。「優先順位を考えたら、仕方なかった」が自分の言い分で、最もなところもありました。

ただ今回、習慣が失われて初めて、継続することで生まれる自信はあり、習慣が途切れることで失われる英会話筋力もある、と感じました。だから、できるものならば、できるだけ習慣を守ったほうがいい、と今回の経験を経て思いました。

そのために今後、ある程度、先の見通しを立てて、続かなそうなときは予防策を講じておくのも一つかなと感じました。例えば、これまでは25分×2回=50分の授業をとっていました。だけど、まとまった時間をとるのが難しく感じるときは、「15分を4回、食前と食後に行う」、「散歩をしているときに1回授業をする」など、方法はいろいろありそうです。また、朝の早い時間を活用することも視野に入れたいなと思いました。

最後に

習慣化していたものが途切れたとき、まず距離を詰めることが大切なのかなと思います。

そして私の場合、それらは外堀を埋めたり、5分というハードルの低いところから再開することでした。独り言をつぶやくこと、日記を英語で書くこと、きっとアプローチは人それぞれなのかなと感じます。「英会話を続ける方法」という強力なタイトルではないですが、同じような境遇の方のケーススタディになれば幸いです!

英語学習週刊ログ 2023.7/18-23

「どの程度時間を費やせば、どの程度の成果を出せるのか」

英語学習の、特にスピーキングの学習を続ける上でずっと疑問でした。私はよく、発音改善に効果があるというシャドーイングを数週間続けても、如実な効果を感じずに気づけばやめていたことがよくありました。何度も同じことを繰り返した背景には、目指す目的地に対し、どの程度の時間・期間がかかるのかがわからず、あいまいに続けていたことがあったと思います。

ここ1年ほど、休会する期間はありながらも、オンライン英会話を利用しています。この期間で、非ネイティブできれいな英語を話す先生たちに出会う機会があったら、先生たちの学習法を訊いてまわりました。すると、英語の映画を観る際、ネイティブの台詞のワンフレーズのシャドーイングを日常的に続けている、毎日通勤途中に10分ほど営業で使う言い回しを英語で考えるようにしてた、幼少期にネイティブの発音を誇張して真似していた、など様々な回答がありました。幼少期の例は別として、幾分か共通しているように感じたのは、ある程度日常的に時間をかけ、それらの行動を反復する、ということでした。

過去の困った経験、訊いてまわった経験を踏まえて、ふと自分が具体的に費やした時間と作業を記録してみるのはどうだろう、と思いました。記録と合わせて、便利だったこと・学びをこちらの週刊ログ、もしくは1本の投稿としてまとめたら、なんだかおもしろそうです。

前置きが長くなりましたが、上記のような背景で、これから細々と英語学習ログをまとめてみようと思います。

7/18
・英会話 25分
・発音アプリ 15分
・リスニング 60分程度

7/19
・英会話 50分
・発音アプリ 15分
・リスニング 120分
・読書 25分
・日記

7/20
・英会話 50分
・発音アプリ 15分
・読書 25分
・箇条書き日記

7/21
・英会話 50分
・発音アプリ 15分
・読書 25分

7/22
・英会話 50分
・発音アプリ 15分
・リスニング 1時間強くらい?
・読書 10分
・箇条書き日記

7/23
・英会話 50分
・発音アプリ 約15分
・リスニング 約60-90分? 
・読書 45分
・箇条書き日記、日記

今週の気づき:書き出すことのメリット

書き出すことで、自分が行っている学習を客観的に捉えることができるのがとてもよいと思いました。今日感じたことを明日の勉強では変えてみよう、と学習方法を見直すきっかけになります。例をあげると、ここ数週間はスピーキングの時間が毎日1レッスン25分でした。しかし、自分の目指したい地点に対して、25分の発話では少なすぎると時間数を増やすように努めました。

また、反省などを書きだす際は、その日にまとめて次に活かすことが大切だと感じました。
真面目に書きだすと、たった1週間でも発見は多いです。しかし、たった1週間なのに、もう先週の火曜日の反省は思い出せません。Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)のPCDAサイクルを、面倒でも少しずつその日ごとにやると、より学びは大きいのかなと感じました。