買ってよかったもの。CELECの「GAV-3/S ニューギヤマンVポット」

長い間、なんとなくティーポットを探していました。でも、探せども探せども「これだ!」というものには出あえませんでした。あきらめかけていたとき、たまたまカフェでCELECのポットに出あいました。一目惚れで、買ってしまいました。

最近はブログを書いているとき、ティーポットに飲み物を入れそばに置いて飲みながら書いています。先日、ティーポットを見ながら、やっぱりいいなあ~と思いました。

そこで今日は、商品レビューをかね、「ティーポットを探している人、これいいですよ!」という思いをかねて、CELECのポットについて書いてみようと思います。

まず私が使っているものは、「GAV-3/S ニューギヤマンVポット クリア(陶器蓋)」というものです。商品にはGAV-2/Cというものもあります。3/Sの満水容量が480mlに対して、GAV-2/Cの容量は300mlということです。

以下は、容量480mlのGAV-3/Sについてのレビューです。自分がよい、悪いと感じる順に書いていきます。

メリット

1.デザインがいい!

極論を言うと、これだけの理由で買いました…。はじめて見た人はたぶん、この白いふたにおどろいたのではないでしょうか。私もおどろきました。カフェで見たときは、ふたが透明だったのです!

仕様が2つあるようです。陶器の白いふたと、樹脂でできている透明のふた。できれば自然な素材がいいので、白いふたにしました。はじめ買う前は、なんでふただけ白いんだろう…と悩みましたが、気づけばいまは慣れて気になりません。

2.丈夫

測ってみるとガラスの厚さは全体的に4㎜程度あります。家にもともとティーポットがあったので、そのティーポットの厚みを測ってみました。お湯をやかんからポットに注ぐときの注ぎ口で2㎜で、下にいくと少し薄くなっているように感じます。

それぞれの重量も測ってみると、家のポットがCELECのポットよりもう少し容量が大きいけれど、230g。対してCELECはドーンと620g。厚さというか丈夫さが、なんとなく伝わればいいのですが…。

3.目盛りがある

写真だと見えづらいですが、480mlのティーポットには、150mlから450mlまで目盛りがふってあります。紅茶をいれるとき、いつもなんとなーく淹れていたのでこれはありがたいです。

4.なんでも合う

紅茶でもハーブティーでもいいし、CELECのオンラインショップをのぞいてみると、出汁とりもすすめられていました。

コーヒーはドリッパーのサイズによるので、手放しでおすすめはできないです。家にある3つのドリッパーと合わせてみたら、ぴったりマッチするものはなかったです。下の写真のいつも使っているドリッパーも、うまくいけばこけることなく淹れられますが、ちょっとよそ見をしたりすると、バランスを崩してドリッパーが傾いてしまいます。でも、目盛りもあって便利だし、おしゃれだしと私は使ってしまっています。

5.洗うときのストレスがない

写真の通り、注ぎ口が閉じていないし、やかんから湯を入れる口も広い。しかも厚手。薄手のティーポットは繊細でおしゃれだけど、その分扱いが難しかったりします。家にあるティーポットは、ふたの取っ手もとれちゃったし、注ぎ口もかけてしまっている。悲しい…。とにかく厚いから、そういう悲しみのストレスがないのがうれしいです。

6.耐熱ガラス

私自身はレンジで使ったことがないけど、きっとそれはありがたい! という人も多いと思います。

というのが、しばらく使ってきて感じたよさです。ティーポットは、今年買ったお気に入りの商品です。ただ、メリットが転じて気になる点にもなっているのも事実です。そこで、感じているデメリットもまとめてみます。

デメリット

1.重い

先ほど触れた通り、容量480mlのものは重量は620g。家にもともとあった230gと比べると、2.5倍以上です。丈夫な分、手にずっしりきます。

東急ハンズのオンラインショップで調べてみると、ビールの中ジョッキがエビス400mlで640g、アサヒ435mlで660g、キリン435mlで680gだそうです。なので、空のティーポットはエビスの中ジョッキくらい(あんまりエビスの中ジョッキ見ない気もしますが…)、液体を入れればその分重たくなっていきます。例えが変ですが、これが重さの一番イメージがわきやすいと思ったので、許してください。

2.容量480mlのものについては、やけに大きく感じる

家にもともとあったティーポットの方が、容量は480mlより大きいです。サイズ感としては、本体の高さはCELECのほうが高いけれど、横幅は家にあったものの方が幅が広い感じです。だけど、CELECのティーポットの方が大きさを意識してしまいます。たぶん、ポット自体の厚みや、どっしりとした重量感にあるのかもしれません。

3.しいていうと、熱湯を注ぐときに目盛りがくもって、湯量がわからなくなる

でも、目盛りがあるだけで感謝! なので、あくまで「しいていうと」程度です。

感じ方の変化

カフェでティーポットを見ただいぶあと、商品はネットで注文しました。実はそのとき、サイズ表記をしっかり見ていませんでした。というより、ティーポットに複数サイズがあるとは思わなかったから、考えもしなかったのですが…。届いたものは、カフェで見たのよりだいぶ大きかったです。そう、カフェで見たのは容量300mlのものだったのです。

だから、正直はじめ商品を受けとったときは、びっくりしました。「でかっ!」と。そして手に持ったら「重っ!」と。使い始めてからも、コーヒーや紅茶を淹れるのは多くても300mlほど。だから、使い始めてからもやっぱり重さが気になってしまいました。でもそれはたぶん、私が見たのと違うという勘違いも影響しているのでしょうが…。

でもここ数日はこんな風に、カフェオレを大容量で作り、ブログを書きながら飲むという方法を見つけました。

しっかりティーポット、ミルクを温めて作れば案外冷めず、写真のように小さなカップでチビチビ飲めば、しばらくはあったかいまま飲めます。大は小を兼ねるということで、今は大きい容量を買ってよかったなあ、結果オーライだったなあと思っています。

さいごに

たまたま行ったカフェ以外で、実物を見たことがありません。だから手放しでいいですよ! とは言いがたいです。なぜなら、ものを使うときは、重さやもののまとっている雰囲気も重要なポイントになると思うからです。正直私が持っている480ml容量に関しては、売り場で見つけたとしても、即決で買うかどうかはわかりません。上の話のように、使い始めてからも重さがだいぶ気になったからです。

でも今となっては、お気に入りで大切にしているものの一つです。なので、今回は投稿してみました。もしティーポット欲しいんだよなあと思っている人は、よかったらネットで見てみてください~。

「仕事は楽しいかね?」を読んでから、ブログを1週間続けて感じること

「仕事は楽しいかね?」を読んでから、ブログを始め1週間が経ちました。たった1週間ですが、いろいろ変わったなあと感じています。

よく反省し、なにかと気づくことが増え、行動が変わり始めました。今日はせっかくなので、具体的にどんな風に変わったのかを書いてみようと思います。

Evernoteの一言日記

先日、このブログをタブレットで書くとき用に、Evernoteをダウンロードしました。新しいアプリを、もっと使ってみたかったのでしょう。なんとなく書く分野について感じたことを毎日、短く書き残すようになりました。

もちろん公表するつもりはなかったので、かなり恥ずかしい内容です。でも一番変化がわかるので、一部をのせてみます。

ブログ開始から2日目 8/19 自分に、自分の文にイライラしてくる。

3日目 8/20 言葉があふれてくるようになった。書けた。ただそれだけで気持ちがいい。

4日目 8/21 これなら書けるかもがでてきはじめた。続けるにつれてほんの少しの自信になってきた。(書くのが)不安で不安で怖くて怖くて仕方がない。

5日目 8/22 人に読んでもらう文がへた。だれに向かってかいているのかわからない。

6日目 8/23 できた。うれしいなあ。でもやっぱり日記調になっちゃう。

7日目 8/24 取りかかる前は、めちゃくちゃいやだけど、一度取り組むと案外熱中する。

8日目 8/25 やっぱり書くときは、よく考える。一文一文が長くて読みづらい。

だいぶ恥ずかしいですね…。でもとりあえず、どう変わっていったのか、先に進みます。

反省するようになった

これについては、説明はいらないかと…。反省ばかりするようになりました。でも、不思議なことにいやじゃない。実はちょっと前まで、誰も見ない独り言日記ブログを数か月間毎日続けていたのですが、その頃より全然モチベーションが高いです。なんでだろうと考えていたのですが、それが次のことに続く気がします。

気づくことが増えた、行動が変わった

毎日続けてきて、次のような変化が生まれた気がします。

今)このトピック書いたら面白いかも→試す→読みづらくて反省する→でも毎日続けることで、感じることがちょっとずつ変わってくる→自分が変わっていることも感じる→楽しい?

それに対して昔は、毎日書くことを決まりにしていたのですが、こんな風に感じていました。

昔)書かなきゃ→そのうち「とにかく書けばいい思考」になる→積極的に「こうした方がいい」「ああした方がいい」も考えない→書くことが目的になってしまっている→つまらない、やめようかなあ…

今回ブログを始めたとき、毎日書き続けると決めてはいませんでした。もちろん、そうなればいいけどなという思いはありましたが。そんな揺れる思いのなか、2日目に頑張って書いたら、3日目からは自然と「書かないと」と書く流れになっていきました。

今回、この投稿を書くにあたって、漫画版の本を再読しました。すると、「ああ、なんとなく私が感じていることを言葉にするとそうなるんだ」という箇所を何か所も見つけました。そのなかで一番、今回の変化にマッチした言葉は2つありました。一つがこちら。

「いろいろ試し、起きている偶然に気がつき、新しいことを始めてみると———そこで得られる楽しさは格別なものです」

「偶然」というのは、本では失敗にも転じるけれど、うまくすくいあげて活かされたもの、みたいなニュアンスで使われています。

先日から数日、富士登山前に荷物の準備など、私自身が困ったことについての投稿しています。事前にしっかりみっちり調べれば困らなかったのでしょうが、登山前々日にパッキングをしながら富士山事情をしっかり調べ始め、情報が見つからず四苦八苦していました。そのときは夜の11時に、なんで前日になる前にもっとちゃんと調べなかったんだろうと途方に暮れていたのですが、今はあの経験が活きました。先日散歩をしているときに、「あ、あのわからなかったことについて書いてみたらいいかも」と思い、翌日には書いてみました。

そうやって、思う→行動のサイクルが早く、なにか波に乗れているのか、この言葉もしっくりきました。

「試すこと」は繰り返すたびに「不安」よりも「楽しみ」のほうが大きくなっていきます。

はじめの一言日記の通り、最初は「(書くのが)不安で不安で怖くて怖くて仕方がな」かったです。気持ち悪くなってました。でも、繰り返すことによって慣れてきて、恐怖以外の面も見えてくるようになり、試すことを楽しみ始めている気がします。

私が一番驚いていることは、「書き続けるという点では同じことなのに」ということです。数か月にわたって書き続けていたので、書き続けること自体には慣れています。でも感じることも、行動も昔と今では全然違います。そこで考えさせられたのが、正のスパイラルを起こさないと、いい流れは生まれないということでした。昔の「書く」は完全に負のスパイラルをグルグルしていたなあと。

もし1週間経っての「仕事は楽しいかね?」に対する気づきを加えるとしたら、「昨日とは違う自分になる」ことを『楽しむ』ということなのかもしれません。

昔、この本は表紙とタイトルだけで本を読むのを避けていました。でも今や、だいぶ影響されて、漫画だけじゃなくて本も読んでみようかと思い始めています。人ってきっかけ次第で案外変わることができるものなんですね。

富士登山前に話題になることを、登ってみて私なりに考えてみた。

登山靴。登山前のトレーニング。高山病の心配。

登山前によく話題に上る問題です。いずれも入念に準備するに超したことはないでしょう。でも私は結局、靴は買わず、トレーニングも大してせず、高山病にもなりました。

そこで今日は、した方がいいことをしなかった人はどうなったのか、なぜ高山病になったのか、という視点から今日は投稿してみたいと思います(高山病は予想ですが)。主に残念な結果になった失敗談です。

あくまで個人の体験談なので、「ふーん、そんな人もいたんだ」程度の軽い気持ちで読んでいただけたらさいわいです。

登山靴

富士登山は、私にとって初の本格登山でした。本格的な登山だし靴も買おうかとも思ったのですが「せっかく買っても、使わなかったらもったいないなあ」と買いませんでした。それと、初心者用のクッション性のあるマラソンシューズは持っていたので、普段靴よりは丈夫だしいいやと買いませんでした。

結果は、底がだいぶすり減りました。10キロのマラソン大会に数回出たり、半年以上、歩いたり走ったりトレーニングで使っていたため、靴はそこそこすり減っていました。でも、「まあ、まだあと少しはなんとかなるか」くらいの状態でした。それが今回帰ってきてからみると、「もうそろそろ買い替えたほうがいいかも」くらいの状態になりました。

登山靴でないデメリットは、他にもありました。一緒に行った友人の登山靴を見るに、登山靴は足のホールド性が長けていたように見えます。マラソンシューズでは、下りのときが特に、足が靴のなかで前後に動いてしまって安定性に欠けました。また、マラソンシューズは特にかもしれませんが、靴の作りが薄いので、体重が前後にかかり破れてしまわないか不安にすらなりました。

結論から言うと、登山靴じゃなくても登れました。でも、マラソンシューズは運動用なので、タウンシューズよりはよさがありますが、それでも弱さを感じました。ちなみにタウンシューズで登っている外国人と数人の日本人は見ましたが、やはり大半は登山靴だったように思います。私は、マラソンシューズをすぐに新調しなきゃいけない事態になるのなら、ときどき友達と山に登るので、登山靴を買っとけばよかったと後悔しました。

この失敗談から言えることは、普段靴で行くなら底のへりは覚悟してください! でしょうか…。私はお気に入りの靴で、そこまですり減ることを想定していなかったので、かなりへこみました…。買わなくてもレンタルするのもありですし、もし登山やるかもなあ~とちょっとでも思うところがあるのなら、買うのもありかもしれません。

登山前のトレーニング

前述の通り、10キロのマラソンレースに時々出場していました。そのため一時期は毎日歩いたり、数日に1回走ったりしていました。しかし、登山の4か月前から足首を痛め、登山を決めてから数か月の間は、数日に一遍30分歩く程度しか運動はしていませんでした。それでも、それまでつけた筋力が多少でも残っていたのか、歩ききることはできました。

けれど、下り切ったときは心底疲弊してました。登りは全然大丈夫だったのですが、下りが本当に苦痛でした。太もも? ふくらはぎ? が長時間下り続けること、長時間太もも・ふくらはぎに負荷がかかり続けることに慣れていなかった気がします。その苦手な時間が何時間も続き、日差しもギラギラと降り注ぎ、少しずつ体をむしばんでいった気がします。

そのため今もう一度登るならば、下りの負荷に耐えられるようにスクワットなどのトレーニングを強化すると思います。また、歩き続けることになれるために、日々の生活に歩く要素をちょこっとずつ増やしていくと思います。私は、練習登山や、長距離を歩けというのはハードルが高いからどうしようかな~と思っていたら、登山当日になってしまいました。今ではそうじゃなくて、日々の生活で筋力、心拍数を上げるトレーニングを重視すればよかったのだなあと思います。

高山病

実は高山病にならないように、結構気を使いました。5合目に着いてから1時間以上は体を慣らし、宿も7合目の下から2番目の宿にしました。休憩もこまめにとりましたし、休憩のたび水もちょこちょこ飲みました。

それでも高山病になった理由は、たぶん頂上目前で急にペースを上げて登ったことにあると思っています。空が明るんできたのは、頂上まであと少しというところでした。道はそれまでずっと渋滞していたのですが、「あと少しでご来光」というときから、多くの人がご来光を待つために登るのをやめ、道のわきに座り始めました。そのとき、できるだけ上のほうでご来光を見るために、今までの倍以上のスピードで登り始めてしまったのです。

すぐには異常はなかったのですが、頂上についたときくらいから、体の調子が悪くなり始めました。頭が痛くなり、なんだか調子がよくない。それでも意地でお鉢巡りはしたのですが、その頃には調子はもっと悪くなりました。はじめは高山病だと思わなかったのですが、今思えば完全に高山病でした。頂上が見えても油断は禁物、それだけが言えることです。それまでが快調だっただけに、ほんとうに悔しい思いをしました。

さいごに

だいぶん情けない話を書いてきました。でも、したほうがいいことの情報はどこでも見つかるけれど、失敗談は案外ないなあと思い今回は書いてみました。特に高山病のところは、同じ思いをする人が生まれてほしくないです。お鉢巡りなんて、途中からずっと「早く終わってくれよ」と思っていたので…。

私の富士山にまつわる投稿はすべて、不信による疑問が原点で、たいていすべて「ああ書いてある通りにすればよかった」と思っている気がします。今日もそんな失敗談を今回も書いてみました。読んでくださってありがとうございます。

富士登山前の「?」を振り返る 時間編

こんにちは。今回は前回に引き続き、富士登山での時間の話について書いてみます。

投稿をしようと思った理由は、私自身が登山前、かかる時間が読めずに困ったからです。吉田ルートを選択し、新宿から富士スバルライン5合目に向かう計画で、行きの計画は良かったのですが帰りのほうが困りました。

旅程は一泊二日で、泊まった山小屋は全山小屋の下から二番目。2日目の負担が大きく、夕方までに戻ってこられるのか不安になったのです。コースタイム上ではもちろん間に合いそうだけど、休憩を含んだ時間のイメージが初の本格登山だけにわいてきませんでした。登山道の雰囲気についても、本を読んでも未知の世界過ぎて全然想像がつきませんでした。

そこで今日は過去の自分の「?」を踏まえながら、実際にかかった登山時間を、山の雰囲気の写真、実際に起こったことを交えながら書いてみます。

実際にかかった登山時間

先にごめんなさい!
ところどころあいまいな時刻表記があります。携帯で写真を撮影した時間をもとに書き起こしたのですが、場所によっては写真を撮る気力がありませんでした…。写真の時刻と記憶をつなぎ合わせたため、時間に幅があるところが一部あります。また地点も微妙に中途半端なところが多く、下りにいたっては疲れ果ててしまって、下山開始時刻と5合目到着時刻のみです…。

11:40頃 富士山5合目着(ごはん、お参り、身体をならす)

13:45 5合目出発
はじめは平たい広い道で、途中からはゴロゴロとした岩を登っていきます。

14:27 6合目着

15:33 花小屋着(休憩)
写真のような、ジャリジャリした感じの道が続きます。金曜日に登りましたが、人はそこそこいました。右の写真は花小屋から見上げた山小屋の数々。

15:45頃 7合目日の出館着(16:30夕ご飯)
右はいろり。すでにちょっと肌寒い。

17:30~18:00頃 就寝

翌日
0:39 日の出館出発
7合目はひたすらごつごつした道、8合目からははじめのようなジャリジャリした道に。

2:56 8合目元祖室着
3時でこの時点の場合、残りのコースタイムはあと1時間半ほど。ご来光頂上で見えるんじゃないかと期待を抱きましたが甘かった…。

登るにしたがって道も混雑し始め、道幅も狭くなっていきます。

4:12 左)空が明るくなり始める、右)4:50ご来光
明るみ始めたころには登山道は渋滞。

余談で失敗した話:明るみ始めるにつれ、ご来光を待つ人がわきに座り込みました。できるだけ頂上でご来光を見たいと思い、ここから急ぎ気味で数分間登り始めました。それからだんだん調子が悪くなり、高山病になったことに気づきます。本には「頂上が見えても油断しないように」と書いてあったのですが、本当にその通りでした。トホホ…。

5:30~6:00 頂上着

6:30前後~9:00前頃 お鉢巡り (出発前15分仮眠)

9:40 頂上出発

14:08 5合目着

15:00 新宿行きバス乗車

コースタイム・実際かかった時間の比較

私たちの場合は、どの地点でもおおよそ±30分程度でした。

コースタイムは「登れる富士山」記載時間を参照。本では花小屋までの所要時間で計算されているため、花小屋についた時間で計算します。

先に注意が必要な点
正直、1日目の5合目~7合目区間のみが両者が同じ条件のもとでの比較です。2日目の7合目~頂上区間は、私たちの時間には渋滞込みの時間です。お鉢巡りも高山病の症状を感じながらの歩行で、かなりコンディションが悪いなかでの比較になります。条件がよかったら、いずれももう少し早いと思います。

1日目 5合目~7合目花小屋
コースタイム2時間10分 | 実際1時間45分(差-25分)

2日目 7合目~頂上
コースタイム4時間15分 | 実際4時間50分~5時間20分(差+35分~1時間5分)

頂上~お鉢巡り
コースタイム1時間20分 | 実際2時間ほど(差+40分ほど)

頂上~下山
コースタイム3時間50分 | 実際4時間30分(差+40分)

下山時間について補足
下りにかかった時間は、人によってバラバラかなと感じました。というのは、私は下りがかなりつらかったです。対して一緒に登った友達は「コツをつかんだ」と言って、滑りながら私の二倍くらいの速度で下り、何度も待ってもらいました。実際、周りを見ても友人同様速度の速い人と、私のようにゆったり歩いている人にわかれていたように思います。もし友達が1人で下ったら、あと1時間は早かったんじゃないかと感じています。

登山計画を立てるとき参考になった本

「富士山チャレンジサポートブック」
この本のいい点は、何人もの個人の体験談が掲載されていることです。各登山道ごとに、旅程別(日帰り、一泊二日など)の時間記録、お鉢巡りのあるなしなどの記録がまとめられています。他にも持っていってよかったものや、「足が痛みすぎて馬に乗った」など、経験談として参考にできる話が多かったです。

私は図書館で登るかなり前に借りたのですが、実際に細かい旅程を立てるときにそばになく困りました。もう一回借りればこんなに困らなかったかな…と思います。

さいごに

普段山登りもしない一般人の登山時間を、一つのサンプルとして書き起こしてみました。ところどころ、微妙な地点、幅のある時間表記にはなっていますが、何らかの参考情報になればさいわいです。

最後の最後に。初・本格登山ということで、高山病にはかなり警戒し、宿もかなり下のほうをとりました。それでも、最後の最後でうっかり油断してやられてしまいました。高山病になるまでは快適だったので、ほんとうに惜しかったです。頂上が見えても油断は禁物でした。みなさんも、気を付けてください!

富士登山前の「?」を振り返る 荷物編

8月3日にはじめて富士登山に挑戦しました。途中から高山病っぽい症状があらわれ大変でしたが、真夜中の星空と雲海はとてもきれいで今も忘れられません。

今日から数回にわけて、富士登山の体験について投稿していこうと思います。内容は主に自分が調べても事前にイメージが掴めずに困ったこと、実際に登って感じたことについてです。これから登る方に、体験談として読んでいただけたら幸いです。

今日は荷物について書いてみます。荷造り中一番悩んだのが、登山中の服装をどうすればよいかでした。なのでそのあたりのことと、持っていった荷物のなかで持っていってよかった、持っていけばよかったと感じたものについて書いてみます。

服装云々の前に…

まず服装は、登山期間中のいつなのかと登っている時間によって変わるので、そのあたりのことを先に。まず旅程は8月3日昼~4日の一泊二日です。天気はともに快晴、気象庁の頂上の気温データは次のような日に登りました。

3日:平均気温8.5度、最高気温12.4度、最低気温5.6度
4日:平均気温7.4度、最高気温13.3度、最低気温5.5度
8月の気温を見ると比較的高い方です

吉田口ルートを選択し、宿は7合目の日の出館に泊まりました。2日目は深夜0時半過ぎに出発、5時少し前に9合目でご来光を望み、5時半頃山頂に到着、9時過ぎに下山開始、14時過ぎに5合目に戻るという感じでした。

持っていった服と場所ごとの服装

服を脱いだり来たりした場所はおおよそです。

8/3 14:05~ 6合目~7合目まで
半袖+アームカバー

8/4 0:40~ 7合目出発
半袖+フリース、ニット帽

3:00頃~ 8合目付近~頂上まで
長袖シャツ+半袖(長袖の上に)+フリース+薄手のナイロンパーカー(ユニクロのポケッタブルパーカー)+(途中から)ユニクロのウルトラダウン

5:30~6:00頃 頂上~下山開始前まで
はじめは寒いので上の通りの全装備→日差しが出るなかお鉢巡りをしながら少し薄手に

9:40~ 下山開始~下山まで
長袖シャツ+半袖(長袖の上に)+ユニクロのポケッタブルパーカー→途中から長袖シャツ+半袖 OR 半袖+アームカバー (ごめんなさい、ここだけ記憶があいまいです)

*下は全旅程サポートタイツ+登山用長ズボンを着用。手袋、ハット(日中)も使用

あってよかったもの、あればよかったもの

便利だったもの

潰れやすいペットボトルに入った水
「いろはす」や「南アルプスの天然水」などです。潰し切ったところでキャップを閉めれば手のひらに収まるサイズになり、リュックに余裕がなかったのでとても便利でした。おすすめです。

ドライフルーツ
行動食として飴、チョコより重宝しました。疲れた体は自然な甘さを欲し、すごくおいしく感じました。私はレーズンを、一緒に登った友達は清美オレンジを持っていきました。レーズンは疲れていても、袋を開ければパクパクつまめ勝手がよく、清美オレンジはクエン酸も含まれていて疲労回復効果も期待できよかったです。

「プルンと蒟蒻ゼリー」などのゼリー食
人によるのかもしれないですが、行動食として何か食べたくなっても、チョコ、飴といった固形のものはあまり食べたくなりませんでした。代わりにゼリーや、小さなパウチパックに入ったスムージーなど、スルスル食べられるものを食べたくなりました。

耳栓
山小屋で仮眠をとるとき、あってよかったです。私たちの隣では袋をずっとカサカサやっている人、いびきがすごい人が入れ替わりでいました。「いらんかもなあ」と思いながら持ってきたのですが、持ってきてよかった。いびきの音が大きすぎて眠れなかったのですが、耳栓をしたらほんの少しだけ眠ることができました。

登山本のキンドル版をスマホアプリで
万が一何かあったときのために、登山本のキンドル版を1冊購入し、スマホのアプリにダウンロードしておきました。万が一はなかったですが、スマホをポケットに入れておいてコースタイムをさっと確認したり、ルートの確認を山小屋でできたりと重宝しました。「登れる! 富士山 山登りABC」という本を利用しましたが、実用的でよかったです。富士登山前の情報収集の1冊としても、おすすめです。

ちなみに持っていったものはこんな感じでした。

これを持っていけばよかった

マスク
下りが砂ぼこりがすごいので、持っていけばよかったです。体験談で読んでいたのに、忘れてしまいました…。

本格的なサンマスク
登山前日、顔の側面を日焼けから守るカバーのようなものを買いました。目だけしか見えない本格的なサンマスクとどちらにしようか迷ったのですが、ここまでしたらやりすぎか、浮くか…と少し心配になりやめました。しかし、やめなきゃよかった…。高所の日差しは強く、登山翌日に鼻の皮はむけてしまいました。しかも案外、目しか見えない登山者もそこそこいた…。あくまでそこそこ程度で、いっぱいはいませんでしたけど…。もし浮かないかしらと迷っている人がいたら、案外大丈夫そうですよと伝えたいです。

2枚目の手袋
手袋2枚を推している人が他にいないか調べたのですが、サラッと調べた限りいませんでした…。なので、こんな体験をした人もいるんだなあ程度の、参考情報として読んでいただければ。手袋は、メリノウールのものを終始着用していました。真夜中、8合目くらいまでは問題はなかったのですが、9合目くらいから手袋1枚では手が冷えてしまいました。頂上の売店で軍手が売っていたので購入して、メリノウールの上から二重で使用して冷えはおさまりました。500円もしたので、持っていけばよかったなあと感じています。

絆創膏などの救急セット
今回は使うことはなかったけれど、持っていないと少し不安でした。

さいごに

22Lのリュックで行きました。旅行時の荷物の少なさでは自信があったので(?)、22Lでも大丈夫だろうと踏んでいたのですが、今回はかなりリュックと格闘しました。防寒具がスペースをとってとって。そのためとにかく荷物を減らしたくて…。本に書かれているものが本当にすべて必要か、ネットで各合目での気温を検索したり、雑誌や本の登山者の写真に目を凝らしたりもしました。でも頂上以外の気温はわからず、写真も何合目にいるかがわからないので役に立たないことが発覚…。なので小さい温度計を買って、実際の服と照らし合わせた投稿をしよう! と思っていたのですが、温度計を買うのを忘れてしまった…。なので事実の部分はない、ただの体験談になりました。

でも一つだけ言えたのは、本に書いてあるものは全部必要だったということ。頂上に近づくにつれて、寒くて寒くて。ニットなんていらんだろと思っていたけど、いりました。富士登山の本、雑誌は何冊も読んだのですが、読んだ中では上でも紹介した「登れる! 富士山山登りABC」という本が一番、各合目ごとの具体的な服装を説明してくれてあり便利でした。今照らしてみても、似たような服装をしています。はじめから疑わなきゃよかった…。

次回は、登山時間が読めず困ったので、そのことを書いてみようと思います。読んでくださってありがとうございます。

いろんなジャンルの本を読み始めて感じること

文章術の本を読んでいるとよく「手当たり次第に本を読みなさい」という言葉に出くわします。

半年前に何度も同じ言葉に出あい、そのことがきっかけで、今は過去の自分からは考えないほど様々なジャンルの本を読むようになりました。この読書法を始めて半年がたち、文章力が向上したかというと「うーん」と思います。ただ、最近はいい意味で本との接し方が変わったなあと感じています。

「手当たり次第の読書」を始める前は、なぜ手当たり次第読むことがよいのか理由がいまいち理解できませんでした。そこで自分の当時の疑問に答える形で、(文章力のことは置いておいて)少しずつ感じ始めた変化・効果について書いてみたいと思います。もし私と同じように「なんで手当たり次第がいいんだ?」と思った方がいたら、その一つのケーススタディとして読んでもらえたら幸いです。

変わってきたこと

本のジャンルごとの境界線があいまいになった
本が身近な存在になり、よく本を読むようになった

私が半年で読んだ分野をまとめると、小説、エッセイ、自己啓発、新書、人文、実用書が含まれると思います。本には様々なジャンルがありますが、私の中でそれぞれは大きく独立していました。ほとんど小説と自己啓発の間の本を行き来するくらいで、他の分野の本を読むのは少しハードルが高かったです。

それがいろんなジャンルの本を読み始めるにつれて、個々のジャンルの境界があいまいになりました。「本」という一つのくくりだけになって、何のジャンルかはさほど大切ではなく、タイトル、表紙に惹かれたら手を伸ばすようになりました。それを繰り返していくと、様々なジャンルに関心が持てるようになり、結果的に本を読む量が増えてきました。

本の言葉に救われることが増えた
本を読み返すようになった

新書やエッセイなど、著者の主張が書かれている本を読めば、「そういう考え方をすればいいのか」「そう考えるのか」と新しいとらえ方を発見することが多いです。対して、小説を読めば、「あ、こんな風に感じているの私だけじゃないんだ」という「そっか、よかった」とほっとする機会が多い。

本を読む量が増えると同時に、気持ちの部分、思考の部分で「ああ、あの一節よかったよなあ」という言葉が増えてきました。そしてそれらは、落ち込んだとき、物事を考え直したいときの自分を支える言葉になり、何度も本を読み返すようになりました。今までは本を読み返すことなんてほとんどなくて、「この本に救われました!」みたいな言葉が理解できなかったのに…。

頭のなかのいろんな部分が刺激される 

新書ならば論理性、小説やエッセイならば感受性がされ、それが楽しくて心地よいです。食事をするとき炭水化物の選択肢が、ご飯、パン、麺、いもとあるような感じと少し似ている気がします(違うか…)。ずっとごはんを食べ続けていると飽きてきてしまうけれど、気分に合わせて違うものを選んで楽しむ。そうすることで気持ちを切り替え、それぞれもより楽しんでいける感じみたいな…。

楽しいことが連鎖し、もっと本を読むようになる

現在の効果は「本をよく読むようになった」です。1つのとっかかりが別のとっかかりを導き、その輪がどんどん広がっていく。いいことがどんどん連鎖していく感じです。

でも、もし文章術と関連したことを何か入れるとしたら、文章が前よりスラスラ出てくるようになった気がします。人の言葉でいいなと思った表現を、自然に借りている感じがあります。そのため、このやり方を繰り返していくと意図しなくても、文が自然に出てくる状態になってくるのかなあと感じます。

ところで、私にとって文章術のバイブルのような本に辰濃和男さんの「文章のみがき方」という本があります。そのなかで乱読が薦められているのですが、読み返してみるとこんな風に書いてありました。

異質の本を読むことで、私たちは第一に自分の世界をひろげることができます。
第二に、未知の世界に出あうことで脳の働きに刺激を与えることができます。

自分に起こった変化は辰濃さんの本を読む前に考えたのですが、まさに書かれている変化が起こっている! と驚きました。本の内容から理解するのもいいですが、やっぱり自分で体得したものはまた格別ですね。

果たして文章力向上に、手当たり次第読書法は効果があるのか。その効果のほどは今の私にはわかりません。だけど、辰濃さんの言葉を借りれば本当に世界が広がりました。もっと早く、いろんな本を読んでいればよかったなあと感じています。もし手当たり次第の読書、乱読に興味がある方は、是非試してほしいと思います。

はじめまして

ブログをはじめました!

ドメインとサイト名を何にするか、結構悩んでいました。そんなことを考えながら、味噌汁にそうめんを入れてふつふつと煮込んでいる鍋を見ていたら「あっ、日々の生活だ」と急に思い立ちました。ドメインが英語なので、サイト名もついでに英語にしてみました。

内容としては、日々の生活につながることを書いていけたらと思います。

今のところ本の感想や、旅先でのことを書いていこうかと思っていますが、実はまだまだ発展途上。書きながら、手探りでいろいろ発展させていけたらなあという感じです。

よろしくお願いします。