富士登山前の「?」を振り返る 荷物編

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8月3日にはじめて富士登山に挑戦しました。途中から高山病っぽい症状があらわれ大変でしたが、真夜中の星空と雲海はとてもきれいで今も忘れられません。

今日から数回にわけて、富士登山の体験について投稿していこうと思います。内容は主に自分が調べても事前にイメージが掴めずに困ったこと、実際に登って感じたことについてです。これから登る方に、体験談として読んでいただけたら幸いです。

今日は荷物について書いてみます。荷造り中一番悩んだのが、登山中の服装をどうすればよいかでした。なのでそのあたりのことと、持っていった荷物のなかで持っていってよかった、持っていけばよかったと感じたものについて書いてみます。

服装云々の前に…

まず服装は、登山期間中のいつなのかと登っている時間によって変わるので、そのあたりのことを先に。まず旅程は8月3日昼~4日の一泊二日です。天気はともに快晴、気象庁の頂上の気温データは次のような日に登りました。

3日:平均気温8.5度、最高気温12.4度、最低気温5.6度
4日:平均気温7.4度、最高気温13.3度、最低気温5.5度
8月の気温を見ると比較的高い方です

吉田口ルートを選択し、宿は7合目の日の出館に泊まりました。2日目は深夜0時半過ぎに出発、5時少し前に9合目でご来光を望み、5時半頃山頂に到着、9時過ぎに下山開始、14時過ぎに5合目に戻るという感じでした。

持っていった服と場所ごとの服装

服を脱いだり来たりした場所はおおよそです。

8/3 14:05~ 6合目~7合目まで
半袖+アームカバー

8/4 0:40~ 7合目出発
半袖+フリース、ニット帽

3:00頃~ 8合目付近~頂上まで
長袖シャツ+半袖(長袖の上に)+フリース+薄手のナイロンパーカー(ユニクロのポケッタブルパーカー)+(途中から)ユニクロのウルトラダウン

5:30~6:00頃 頂上~下山開始前まで
はじめは寒いので上の通りの全装備→日差しが出るなかお鉢巡りをしながら少し薄手に

9:40~ 下山開始~下山まで
長袖シャツ+半袖(長袖の上に)+ユニクロのポケッタブルパーカー→途中から長袖シャツ+半袖 OR 半袖+アームカバー (ごめんなさい、ここだけ記憶があいまいです)

*下は全旅程サポートタイツ+登山用長ズボンを着用。手袋、ハット(日中)も使用

あってよかったもの、あればよかったもの

便利だったもの

潰れやすいペットボトルに入った水
「いろはす」や「南アルプスの天然水」などです。潰し切ったところでキャップを閉めれば手のひらに収まるサイズになり、リュックに余裕がなかったのでとても便利でした。おすすめです。

ドライフルーツ
行動食として飴、チョコより重宝しました。疲れた体は自然な甘さを欲し、すごくおいしく感じました。私はレーズンを、一緒に登った友達は清美オレンジを持っていきました。レーズンは疲れていても、袋を開ければパクパクつまめ勝手がよく、清美オレンジはクエン酸も含まれていて疲労回復効果も期待できよかったです。

「プルンと蒟蒻ゼリー」などのゼリー食
人によるのかもしれないですが、行動食として何か食べたくなっても、チョコ、飴といった固形のものはあまり食べたくなりませんでした。代わりにゼリーや、小さなパウチパックに入ったスムージーなど、スルスル食べられるものを食べたくなりました。

耳栓
山小屋で仮眠をとるとき、あってよかったです。私たちの隣では袋をずっとカサカサやっている人、いびきがすごい人が入れ替わりでいました。「いらんかもなあ」と思いながら持ってきたのですが、持ってきてよかった。いびきの音が大きすぎて眠れなかったのですが、耳栓をしたらほんの少しだけ眠ることができました。

登山本のキンドル版をスマホアプリで
万が一何かあったときのために、登山本のキンドル版を1冊購入し、スマホのアプリにダウンロードしておきました。万が一はなかったですが、スマホをポケットに入れておいてコースタイムをさっと確認したり、ルートの確認を山小屋でできたりと重宝しました。「登れる! 富士山 山登りABC」という本を利用しましたが、実用的でよかったです。富士登山前の情報収集の1冊としても、おすすめです。

ちなみに持っていったものはこんな感じでした。

これを持っていけばよかった

マスク
下りが砂ぼこりがすごいので、持っていけばよかったです。体験談で読んでいたのに、忘れてしまいました…。

本格的なサンマスク
登山前日、顔の側面を日焼けから守るカバーのようなものを買いました。目だけしか見えない本格的なサンマスクとどちらにしようか迷ったのですが、ここまでしたらやりすぎか、浮くか…と少し心配になりやめました。しかし、やめなきゃよかった…。高所の日差しは強く、登山翌日に鼻の皮はむけてしまいました。しかも案外、目しか見えない登山者もそこそこいた…。あくまでそこそこ程度で、いっぱいはいませんでしたけど…。もし浮かないかしらと迷っている人がいたら、案外大丈夫そうですよと伝えたいです。

2枚目の手袋
手袋2枚を推している人が他にいないか調べたのですが、サラッと調べた限りいませんでした…。なので、こんな体験をした人もいるんだなあ程度の、参考情報として読んでいただければ。手袋は、メリノウールのものを終始着用していました。真夜中、8合目くらいまでは問題はなかったのですが、9合目くらいから手袋1枚では手が冷えてしまいました。頂上の売店で軍手が売っていたので購入して、メリノウールの上から二重で使用して冷えはおさまりました。500円もしたので、持っていけばよかったなあと感じています。

絆創膏などの救急セット
今回は使うことはなかったけれど、持っていないと少し不安でした。

さいごに

22Lのリュックで行きました。旅行時の荷物の少なさでは自信があったので(?)、22Lでも大丈夫だろうと踏んでいたのですが、今回はかなりリュックと格闘しました。防寒具がスペースをとってとって。そのためとにかく荷物を減らしたくて…。本に書かれているものが本当にすべて必要か、ネットで各合目での気温を検索したり、雑誌や本の登山者の写真に目を凝らしたりもしました。でも頂上以外の気温はわからず、写真も何合目にいるかがわからないので役に立たないことが発覚…。なので小さい温度計を買って、実際の服と照らし合わせた投稿をしよう! と思っていたのですが、温度計を買うのを忘れてしまった…。なので事実の部分はない、ただの体験談になりました。

でも一つだけ言えたのは、本に書いてあるものは全部必要だったということ。頂上に近づくにつれて、寒くて寒くて。ニットなんていらんだろと思っていたけど、いりました。富士登山の本、雑誌は何冊も読んだのですが、読んだ中では上でも紹介した「登れる! 富士山山登りABC」という本が一番、各合目ごとの具体的な服装を説明してくれてあり便利でした。今照らしてみても、似たような服装をしています。はじめから疑わなきゃよかった…。

次回は、登山時間が読めず困ったので、そのことを書いてみようと思います。読んでくださってありがとうございます。

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