富士登山前の「?」を振り返る 時間編

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こんにちは。今回は前回に引き続き、富士登山での時間の話について書いてみます。

投稿をしようと思った理由は、私自身が登山前、かかる時間が読めずに困ったからです。吉田ルートを選択し、新宿から富士スバルライン5合目に向かう計画で、行きの計画は良かったのですが帰りのほうが困りました。

旅程は一泊二日で、泊まった山小屋は全山小屋の下から二番目。2日目の負担が大きく、夕方までに戻ってこられるのか不安になったのです。コースタイム上ではもちろん間に合いそうだけど、休憩を含んだ時間のイメージが初の本格登山だけにわいてきませんでした。登山道の雰囲気についても、本を読んでも未知の世界過ぎて全然想像がつきませんでした。

そこで今日は過去の自分の「?」を踏まえながら、実際にかかった登山時間を、山の雰囲気の写真、実際に起こったことを交えながら書いてみます。

実際にかかった登山時間

先にごめんなさい!
ところどころあいまいな時刻表記があります。携帯で写真を撮影した時間をもとに書き起こしたのですが、場所によっては写真を撮る気力がありませんでした…。写真の時刻と記憶をつなぎ合わせたため、時間に幅があるところが一部あります。また地点も微妙に中途半端なところが多く、下りにいたっては疲れ果ててしまって、下山開始時刻と5合目到着時刻のみです…。

11:40頃 富士山5合目着(ごはん、お参り、身体をならす)

13:45 5合目出発
はじめは平たい広い道で、途中からはゴロゴロとした岩を登っていきます。

14:27 6合目着

15:33 花小屋着(休憩)
写真のような、ジャリジャリした感じの道が続きます。金曜日に登りましたが、人はそこそこいました。右の写真は花小屋から見上げた山小屋の数々。

15:45頃 7合目日の出館着(16:30夕ご飯)
右はいろり。すでにちょっと肌寒い。

17:30~18:00頃 就寝

翌日
0:39 日の出館出発
7合目はひたすらごつごつした道、8合目からははじめのようなジャリジャリした道に。

2:56 8合目元祖室着
3時でこの時点の場合、残りのコースタイムはあと1時間半ほど。ご来光頂上で見えるんじゃないかと期待を抱きましたが甘かった…。

登るにしたがって道も混雑し始め、道幅も狭くなっていきます。

4:12 左)空が明るくなり始める、右)4:50ご来光
明るみ始めたころには登山道は渋滞。

余談で失敗した話:明るみ始めるにつれ、ご来光を待つ人がわきに座り込みました。できるだけ頂上でご来光を見たいと思い、ここから急ぎ気味で数分間登り始めました。それからだんだん調子が悪くなり、高山病になったことに気づきます。本には「頂上が見えても油断しないように」と書いてあったのですが、本当にその通りでした。トホホ…。

5:30~6:00 頂上着

6:30前後~9:00前頃 お鉢巡り (出発前15分仮眠)

9:40 頂上出発

14:08 5合目着

15:00 新宿行きバス乗車

コースタイム・実際かかった時間の比較

私たちの場合は、どの地点でもおおよそ±30分程度でした。

コースタイムは「登れる富士山」記載時間を参照。本では花小屋までの所要時間で計算されているため、花小屋についた時間で計算します。

先に注意が必要な点
正直、1日目の5合目~7合目区間のみが両者が同じ条件のもとでの比較です。2日目の7合目~頂上区間は、私たちの時間には渋滞込みの時間です。お鉢巡りも高山病の症状を感じながらの歩行で、かなりコンディションが悪いなかでの比較になります。条件がよかったら、いずれももう少し早いと思います。

1日目 5合目~7合目花小屋
コースタイム2時間10分 | 実際1時間45分(差-25分)

2日目 7合目~頂上
コースタイム4時間15分 | 実際4時間50分~5時間20分(差+35分~1時間5分)

頂上~お鉢巡り
コースタイム1時間20分 | 実際2時間ほど(差+40分ほど)

頂上~下山
コースタイム3時間50分 | 実際4時間30分(差+40分)

下山時間について補足
下りにかかった時間は、人によってバラバラかなと感じました。というのは、私は下りがかなりつらかったです。対して一緒に登った友達は「コツをつかんだ」と言って、滑りながら私の二倍くらいの速度で下り、何度も待ってもらいました。実際、周りを見ても友人同様速度の速い人と、私のようにゆったり歩いている人にわかれていたように思います。もし友達が1人で下ったら、あと1時間は早かったんじゃないかと感じています。

登山計画を立てるとき参考になった本

「富士山チャレンジサポートブック」
この本のいい点は、何人もの個人の体験談が掲載されていることです。各登山道ごとに、旅程別(日帰り、一泊二日など)の時間記録、お鉢巡りのあるなしなどの記録がまとめられています。他にも持っていってよかったものや、「足が痛みすぎて馬に乗った」など、経験談として参考にできる話が多かったです。

私は図書館で登るかなり前に借りたのですが、実際に細かい旅程を立てるときにそばになく困りました。もう一回借りればこんなに困らなかったかな…と思います。

さいごに

普段山登りもしない一般人の登山時間を、一つのサンプルとして書き起こしてみました。ところどころ、微妙な地点、幅のある時間表記にはなっていますが、何らかの参考情報になればさいわいです。

最後の最後に。初・本格登山ということで、高山病にはかなり警戒し、宿もかなり下のほうをとりました。それでも、最後の最後でうっかり油断してやられてしまいました。高山病になるまでは快適だったので、ほんとうに惜しかったです。頂上が見えても油断は禁物でした。みなさんも、気を付けてください!

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