「海外旅行するとき、もっと現地の人の話聞きたいよなあ」
「せっかく首都圏にいるんだから、外国の人ともっと交流したいんだけどなあ」
海外旅行に行くとき、首都圏に住んでいるとき、上のように思っていました。海外に行くときは、普通に観光地ばかりめぐる旅を考えては、「なんか違うんだよなあ。でもどうやって現地の人に出あえばいいんだろ」と思い、首都圏に住んでいたときは、外国人と交流したいけれど、いまいちどこに行けばいいのかわかりませんでした。
私以外にも、こんな風に思う人はいるんじゃないかと思います。今日書こうと思っているCouchsurfingのMeet Up、Event機能は、上の願いにいくぶんか沿ったものでした。私自身が知ったのは、首都圏から離れ、海外旅行によく行っていた最後のときでしたが…。
ただ、手放しで「オススメ! 」とも正直言えないところもあります。そのあたりが中途半端なのですが、今日はそのあたりをひっくるめて、私の感じることをまとめてみたいと思います。
まず、Couchsurfingとは…
Wikipediaの言葉を借りるなら、「無料国際ホスピタリティー・コミュニティー」ということです。平たくいうと、海外に旅に出る人と現地の人を結びつけるSNSのようなものです。
今回書こうとしているのは、そのなかのEvent、Meet upについてですが、本来Couchsurfingとは「カウチ(=ソファ)」の「サーフィン」。つまり、旅行者が外国に行くとき、現地の人の家に泊めてもらって交流を深めるという機能が主です。今人気のAirbnbとの違いは、そこに料金が発生するかということで、Couchsurfingの場合、宿泊料は発生しません。
Meet upとEventという使い方
Meet Up
「旅行している外国人と知り合いたいけど、家に泊めるのは…」という人も多いと思います。そんなときに便利な使い方の一つが、Meet Upというもの。
細かい登録方法の説明は割愛しますが、Couchsurfingに登録するとき、プロフィールや居住地を設定するほかに、「Hosting Abailability」を設定する欄があります。
そのとき、選択肢の1つに、「Wants to Meet Up」という選択肢があります。これを選べば、宿泊場所は提供できないけれど「会いたいよ」という意思表示になり、旅行者から連絡が来る可能性が生まれます。
またこれは自分が海外に行くとき、宿は決めてあるけれど現地でローカルの人と交流したいというときにも使えます。方法としては、「Find Host」に滞在場所を入力して検索し、検索結果画面右下にある「More Fliters」をクリックします。
そして、「HOST INFO」の箇所の選択を「Want to Meet Up」にします。この欄で性別、最終ログイン日なども選択することができます(最終ログイン日が、最近の人ほど返信が早いので先に設定しておくのも便利です)。
こうすることで、はじめの例とは逆に、宿泊場所は提供できないけど会いたいという意思を持った人を探すことができます。
Event
「Meet Up」は、人との連絡のやり取りが必要になります。それに対して「Event」の多くは行きたいイベントの参加ボタンを押せばOKというシンプルなもの。
Couchsurfingトップページの検索窓で「Explore」「Find Hosts」などがあるなかで「Event」を選択し、行先を入力します。行きたいイベントを探して、もし行きたいものがあれば「Join」ボタンをクリック。イベントによっては、企画者にコンタクトが必要な場合もあるので、その場合は追加で連絡も入れます。
気を付けたいこと
ここから、はじめの中途半端な部分が出てきます。手放しでCouchsurfingを推しづらい理由は、Couchsurfingにまつわるトラブルが関連しています。ネットでCouchsurfingと検索すると、主に女性が男性の家に泊まって起きたトラブルがでてきます。これはSurf/Hostをする場合に重要になることだと思いますが、たとえ一時会うだけでも、見ず知らずの人に会うときは気を付けるに越したことはありません。
そのため、もしこの投稿を読んでMeet UpやEventに興味を持って下さった方がいた場合、以下の点に気をつけることも大切だと思います。
<Eventの場合>
・内容をしっかり読み、参加者・場所にも注意を払う
読んでいると、首をかしげたくなるイベントもときどきありました…。
<Meet Upの場合>
・連絡をくれた人・連絡をしようと思っている人の紹介文をしっかり確認する
・Referenceをしっかり確認する
Couchsurfingでは、Host/Surferをした人、Meet Upで出会った人、Eventで出会ったメンバーに対してPositive/Negativeで評価、コメントができるシステムがあります。出会いがいまいちだったとしても、嫌なことがあったとしても、あえてそのことを書くのは勇気がいります。そのため、書かれている情報が真正面から信用できるかには疑問は残りますが、それでも参考にはなります。
女性が男性から連絡を受けた場合で、その男性のReferenceを書いたのが女性ばかりであれば、警戒が必要かもしれません。またReferenceがまったくない場合も、少し気になります。私は女性ですが、以前Referenceがない男性から連絡が来ました。迷いましたが直観的に「断ろう」と思い、理由をつけて断ったことがあります。もしくはReferenceはよくても「直観的に会いたくない」と思ったら会わない、という選択も大切だと思います。
女性の場合、行くイベントが夜であればそのイベントへの警戒、Meet Upで異性と会うのであれば、その時の警戒はしてもし過ぎることはないと思います。
実際、日本・海外で使ってみて感じたメリット・デメリット
Eventのよいところは、企画者への事前の連絡が必要なものでなければ、すぐに行けるということ。一人でバックパッカーとして海外を旅しているときは、その日の気分で行動を決めたいときに重宝しました。
これと対比になるのですが、Meet Upはある程度事前に、会いたい人に連絡する必要があります。そのため、事前に旅程をある程度決めていない旅には適しません。
また双方のデメリットになるのですが、大都市ではEventの開催、Meet Upを希望する人は多いけれど、地方だと少ないです。これは海外でも、日本でも同じように感じます。私は今地方に住んでいますが、開催されるイベントは、皆無でした…。
もっとざっくり思うこと
自分のCouchsurfing遍歴を振り返ると、正直Surfに比べると、Meet UpやEventは出会った人との関係性は築きづらいと感じました。EventやMeet Upでは、Surfより共有する時間が短いことが理由の一つだと思います。そのため正直なところ、「外国人と連絡を取り続けたい!」という思いがあるのだとしたら、SurfもしくはHostになる方が関係性は築きやすいと思います。ただどちらも相性の問題があるので、一概にはなんとも言えず、あくまで上の思いは私の体験談です。
それでも、いずれにしても、Meet UpやEvnetの方法を選択肢として持っておくと便利だとは感じています。
一人でバックパッカーをしているとき、一人旅は楽でよかったです。ただ「観光地を誰かと回りたいな」だったり、「現地の人と話してみたいな」という気持ちがわいてくるときがありました。そういうときに、誰かと一緒に一時を笑って過ごせるというのは結構救われます。私はフリーウォーキングに1回参加して、会った人と連絡はそれから取っていませんが、それでもその体験は今もいい思い出になっています。
それは、海外の旅以外でも似たようなところがあると思います。日本でMeet Upで連絡をもらって、地元を案内したことがありました。自分とは異なる文化を持った人と話すことで触発されたり、自分の文化を見直すことにつながりました。
最後に
知らない人に会うというところで、リスクはあるのも事実です。ただ、書いてある情報を注意深く見極め、余裕をしっかり持てばCouchsurfingは便利なツールにもなると思います。
「外国の人と知り合いたいんだけど、なんかいいツールないかなあ」という方に、よかったら見てみてほしいです。Meet Upの場合はログイン日が新しいと検索されやすいのか、ログインをまったくしていないときよりよく連絡がきました。なので、Meet Upを利用する場合は、ちょこちょこログインすると、連絡が来やすいかもです!
読んでくださって、ありがとうございました。
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