習慣化、何かを継続するときのちょっとしたコツ

習慣化や何かを継続することが苦手でした。でも、2年ほど前から英語の本の多読を毎日始めるようになって、少しずつ何かを継続することに対して苦手意識は消えていきました。

自分が習慣化できた背景を分析すると、毎日続けることにこだわり続けられたことと、習慣を負担、ストレス、抵抗からうまく切り離せたことかカギになっている気がしました。

習慣化をいろいろ試してきたけど続かなかったという人がいたら、こんなアプローチもあると思って読んでいただけたら幸いです。

 

習慣化をするときに一番大切だと思うこと:日々のハードルを低くする

「これなら毎日できないわけないし」と、自分で鼻で笑えるくらいのボーダーラインを設定すると続きやすいと思います。疲れている日、時間のない日もあるけれど、それでもできる、と思えるものにします。ベースにある考えは、自分が継続したいと思っていることと、自分が必ずできると思えることを組み合わせるということ。はじめからバッファを作って「もうやだ、もう無理、もうやめる」の感情を引き起こしづらくしてしまうのがポイントです。

私の場合、日記と読書を毎日続けているのですが、日記は最低でも1行書く、本も最低でも1文読むがボーダーラインです。でも頻繁に使うカードではなく、「今日はもう無理!」という日にちょこっと使うカードです。実際の書いたり読んだりする量は、自分のその日のエネルギーに任せ、書ける日は書き、無理な日は最低ラインを超えればOKとします。

最低ラインは、少しずつ調整していくのもありだと思います。だいぶ恥ずかしいのですが、私の場合は、はじめは単語数数十文字の英語の本3冊だったのが、レベルが上がるにつれ本1冊になり、最終的には1行でよしにしよう…とレベルダウンしていきました…。目標は続けることなので、いいのです…。

 

生活の中に組み込んだり、合図を決める

続けるための環境づくりをするのも効果的だと思います。読書や日記を例にとるなら、通勤中に英語の本を読む、日記をスマホのメモに書いてしまうという感じです。日々の生活のスキマ時間に、抵抗を感じない範囲で習慣、継続したいものを組み込み、「そんなにがんばったつもりもないのに、いつの間にかやってしまっていた…」状況を作ってしまいます。習慣化、継続したいことを「がんばってすること、大変なもの」にするのではなく、ひょいっと簡単に超えられるものにしてしまうのがポイントだと思います。

それから、習慣に入る流れを作ったり、セット化してしまうのも効果的です。例えば、朝起きたら、トイレに行って体重計にのる、というのが一連の流れになっている人もいると思います。あんな感じでAしたらBするという流れを、身体に定着させていくのです。上の通勤→読書、日記というのもセット化の一つですよね。何回も同じことを繰り返していると、身体が自然に動くようになってくるのでその流れを利用して形にしていきます。

 

思い入れの強いものから始めてみる

かつて、英語の多読と瞑想を同じ時期にしていたのですが、多読は2年以上、今も続けているのに対して、瞑想は1年ほど続けてある日パタリとやめてしまいました。違いを考えたときに思い当たったのは、思い入れの強さでした。多読に対しては英語で文をちゃんと書きたい、原書を読みたいという、執着ともいえる思いがあったのに対し、瞑想は「心の安寧ほしいよね」くらいのぼんやりとした思いしかなかったです。それ以外の続いたもの、続かないものも冷静に考えてみると、動機がぼんやりとし、具体的な未来のビジョンが描けないものはあるときにやめていて、続いているものはその逆でした。

何かを習慣にしようとするとき、生活スタイルのなかにうまくのせてしまえば案外なじむものです。でも、この過去の経験を踏まえると、ギリギリの淵に立ったとき最終的に踏ん張りきれるかどうかは、思い入れの強さや明確な動機によるという風にも感じています。

そんな経験から、何かを習慣化しようと思っているとき、先に習慣にしたい理由、何を得たいのか、自分がどうなりたいかなどのことを、事前にじっくりと考えてみることが必要だと感じます。そして、できるだけ「これだけはずっと形にしたかったんだよな」と思うもの、自分がこだわれそうなものから始めてみると、続きやすい気がします。「もういいじゃん」と投げやりになりそうなとき、「なんで始めたんだっけ?」と自分に問いかけることができ、ここでちゃんと答えを返せるというのはほんとうに力強いです。

 

最後に

人による気がするので、最後にひっそりと書くのですが「毎日続けることにこだわること」が私には結構大切でした。こだわって毎日続けることで、「続かない自分」が少しずつ「続いている自分」になり、最終的には「案外続けられるじゃん」と思えるようになって、自分のなかの自信につながっていきました。

ただ同時に、続かなかったこともだいぶあります。昔はそれらを失敗したとネガティブにとらえていましたが、ひたすらやめて始めるを繰り返していたら、続かなかったことはただの事実、経過と、とらえ方が変わっていきました。そのため、何か続けたかったけれど続かなかったことがある場合は、ぜひ再びチャレンジしてほしいです。続かなかった理由や自分の動機を見直してみるのも効果的だし、とにかく、ただもう一度何事もなかったかのように始めてみるのも一つの方法です。続かなかったことは、自分でそのことを失敗と認識した時点ではじめて失敗になるのだと思います。

最後に、参考になった本、本の分野を何冊か。

『小さな習慣』スティーブン・ガイズ著
本の主旨は「目標はばかばかしいくらい小さくする」ということで、著者は毎日1回腕立てをしたり、50ワードの文章を書くことなどの習慣を実践してきたそうです。同じような内容も多く、くどく感じるところもあります。でも、そこまで簡単なところからコミットしてくやり方もあるんだと、学ぶところも多かった1冊でした。

脳科学は、習慣化のアプローチを考えるときにとても便利だなと感じています。昔のうまくいかなかったことも、そうだったのか~と合点がいき、どうすればいいかのヒントが見えくることが多いです。茂木健一郎さんと築山節さんの本を読んだのですが、参考になりました。

読んでくださって、ありがとうございます。

めくる楽しみ、毎日柄が違う楽しみがある「味のカレンダー」

毎日の生活は、意識しなければ繰り返しの連続になることが多いです。仕事をしている人ならばベースは、朝起きて、仕事をして、帰って寝てという風に。

何か日々楽しみにできるものが欲しいなあ、そう思っているときタイトルのカレンダーが活躍してくれました。今年の(買ったのは去年だけど)買ってよかったものの1つです。そこで、今日はこのカレンダーについて書いてみたいと思います。5か月半使ってきたので、最後にはレビュー的な視点も混ぜてみます。

 

「味のカレンダー」とは

味のカレンダーは、月刊誌「味の手帖」が発行しています。味の手帖は、昭和43年に創刊されたの食にまつわる雑誌です。地元では取り扱いがなく雑誌は読めていないのですが、味の手帖のウェブサイトを見ると、食にまつわる対談やエッセイ、食紀行、厳選店の紹介などの情報を読むことができるようです。

 

日々のカレンダーはどんな感じなのだろう

 

カレンダーは日めくりで、毎日イラストと文章でつづられています。日々取り上げられるものは、主に旬の食材や料理。四季折々の野菜や魚をはじめ、その時期に食べられる料理やお菓子などなど。でもときどき「朝食」や「バレンタインデー」といった食材や料理ではないものや、「玉子焼き器」や「ブリキ缶」といった台所まわりで使う道具、それから「玉子サンド」や「カレー」のようにあまり旬や季節を問わないものもちょこちょこと出てきます。

それから、日本の料理や食材だけにこだわるのではなく、キムチや水餃子、カルボナーラ、フレンチトーストなど日本になじんでいる海外の料理もでてきます。

おもしろいなと感じているのは、次の写真のように、カレンダーがときどき自分の知らなかった食べ物や日本の文化を知るきっかけになることです。

このような形で登場するものは、365日ほんとに様々。

イラストだけでなく、下に添えられている文章もカレンダーの特徴の一つです。味のカレンダーウェブサイトのカレンダー概要欄にはこんなことが書いてあります。

 

・ その時期のおいしいもの(旬のもの)がわかり、食べたくなります

・ 知識やうんちくも得られ、食べることがもっと楽しくなります

 

この言葉通り、取り上げられた食材・料理のおすすめの食べ方や、料理の歴史的な背景やちょっとしたエピソード、食材や料理を提供する料理屋さんのことやお店でのエピソードなど、様々な視点で「食」をとらえた文章を読むことができます。

今回、せっかくなのでどんな人が書いているのだろうとまるっと一年分を調べてみたら、執筆の中心を担っているのは、味の手帖の編集関係の方、フードコラムニストやライターなど、なんらかの形で「書く」仕事に携わる人でした。でもそれ以外にも、食・食文化を提供する、伝える側に立つ人も執筆に携わっています。料理人、和・洋のお菓子職人、パンや料理、食材を提供するお店のオーナー、チーズのスペシャリストの方などなど。料理人の方のなかには執筆が一度、もしくは数回という方も多いですが、人によっては何十回と執筆されていたりと様々です。また、植物療法士の方が食材の持つ効能を執筆されていたり、元中川政七商店バイヤーの方が台所まわりで使う道具について執筆されていたりと、カレンダーでは様々な視点から「食」をとらえていきます。

味のカレンダーのHPには2018年度のものですが、12日分のカレンダーの例が掲載されているので、どのような文章かが気になる方はそちらを見てみてください! カレンダーの全体的なイメージがつかめると思います。

カレンダー用紙のサイズは、A6の文庫本サイズ。それを立てかけて使うので、文庫本よりだいぶ奥行きがでます。

 

5か月半使って感じること

日々に「ほんの少しだけ」刺激をくれます。まず、朝起きて「今日はなんだろう」とめくる楽しみがあり、めくったあとは「おお、今日はこれか」と、いつもの朝に小さな刺激をあたえてくれます。でもそこで終わりではなくて、頭にその食材やら料理のイメージがなんとなく残り、すぐにではなくとも取り上げられた食材やら料理に手が伸びやすいです。それと、書いてあるおいしそうな食材の調理法が頭に残って、全体的に料理のアレンジの幅が前より広がってきた気がします。あと単純に、部屋にあると気持ちが和むという。そんな感じで生活をほんのちょっとだけ、いろんな方面から彩ってくれています。

ただ一つだけ、使っていて惜しいなあと思ったことは、これ一つでは暦を判断するのは少し難しいなあということ。パソコン、物書き机でカレンダーを使っていて、昨年は普通の1か月ごとのカレンダーをかけていて別段不便は感じなかったのですが、今年はこのカレンダー一つだと不便さを感じました。小さな月のカレンダーは載っているので、人によるかもしれません。私には小さくて見づらく、もう一つ月のカレンダーを横に置いて使っています。補助的な役割で使うのがベストなのかなと感じました。

 

さいごに

去年使っていたカレンダーは、詩集の「のはらうた」を版画にした月ごとのカレンダーで、それもとてもよかったです(次回投稿しようと思っています!)。でも味のカレンダーには、毎日の同じ行動に小さな楽しみや意味を与えるという意味で、月ごとのカレンダーは持っていない魅力を持っています。

カレンダーの扱う分野が「食」に限られていたり、根本的に日めくりであるということから、万人に響くものではないかもしれません。でもここまでの写真を見て「うわ、こんなんあるの」と思った方がいたら、是非Facebookページも見てみてください。Facebookページには短文は掲載されていないのですが、毎日取り上げられたもののイラストが投稿されていて日々のイメージがつかめると思います。

読んでくださってありがとうございました。

自分には効いた日記を毎日続けるためのコツ

日記を書き始めてたぶん10数年。2年ほど前までは、日記を継続して書くことが苦手でした。オン・オフを含めながら、最近、日記を毎日書き続けるコツがわかってきので、今日はそのことについて書いてみます。

昔から「どうやったら毎日続けられるんだろう」と困っていたので、あえて「毎日書くこと」にこだわった投稿にしました。同じような悔しい思いをしたことがある人がいたら、よかったら試してみてください。

 

一言でもいいからとりあえず毎日書き続ける

日記の習慣を定着させるのに一番大切なことは、ノートを開きペンを走らせること、だと思います。そこでまず大切になるのが、日記を生活リズムに定着させること。疲れて書く気もしないときは、「疲れた」の一言だけでもいいと思います。でも、今日は疲れたからとりあえず1日くらい書かなくてもいいか~は許さないようにします。最優先事項は「毎日ノートを開き、書く」ことだと思うので。数十日経つと、日記を書くことが「普通」になってくると思いますが、ここでこそ油断は禁物です!

 

ルールはゆるめに

自分のなかでいろんなルールを作ってしまうと、書くときのハードルがグッと上がってしまいます。日記を書くときの妨げになっていると感じることがあれば、それらの負担を軽減する、なくす工夫をするとよいと思います。

私の場合はきれいに書かなきゃという意識があったのですが、それをやめました。それからここ数日、よかったこと、反省点、気づき、明日したいことをまとめて書いていたのですが、それも一旦やめてみました。日々の効果はすごく感じるのですが、書くのにすごく時間がかかり日記を書くのが次第に億劫になってきたからです。

自分ルールが、よい影響をもたらしている場合はもちろんそのままで。でも上のように、ルールが日記を書くエネルギーを奪っていると感じる場合は、制限をゆるくするタイミングかもしれません。

 

頭を使うようにする

最初の内容と矛盾しますが、これは日記を書く習慣が定着してきたときの話です。

ほんの数分でもよいので、「疲れた」など何も考えずに書けることだけではなく、1日を振り返ったり、書くことを考えるようにすると、日記を書いている時間に集中、没頭する感覚が生まれる気がします。

それが何にいいかと問われると正直、うーんとなります。ただ私の場合、日記に集中、没頭する時間を持つことで、日記を書く時間に意味を見出せるような感覚が生まれてきました。気持ちが静まり、1日の気持ちの整理もしっかりできるというか。それから将来読み返すときも、参考になるのは頭を使って書いた内容のほうが多いです。

 

内容によっては、客観的に「○○と思っている」と書いたり、箇条書きにする

心がへし折れたり、マックスでへこんだときは主観が入りやすいです。そんなとき、文の語尾を「~と思っている」「~と感じている」みたいに、自分の状況の見方と距離をとるようにしてみます。するとそれまでの主観が多少薄れ、もっとひいた位置から出来事を観察できることが多いです。ネガティブな内容のときは、内容を箇条書きにすると感情の沼にはまりにくい気がします。

もちろんネガティブなこと以外にもよいです。「~と思っている」とワンクッション置くことで、「今こんな風に思ってるんだ、なるほどね~」と冷静になれることが多く、自分の「今」を客観的に見るのに役立ちます。このやり方は、マインドフルネス系のセミナーで教えてもらった方法を日記に利用してみたもので、案外うまくいきます。

 

書く気のしない日もとりあえずペンを持ち、浮かんできた言葉をノートに書き落とす

日によって、どうも書く気のしない日はあると思います。そんな日に実践してもらいたいのがこれ。

ノートを前にして「朝起きたとき、眠気がすごかった」が浮かんできたことなら、とりあえずそれを書く。そうすると「きっと夜遅く寝たのがいけなかったんだろうなあ」とか、続く言葉が浮かんでくるのでそれも書いていく。そうやって思いつくままに書き続けていくと、「最高に書きたくない気持ち」も少しずつ吹き飛んでいくことが多いです。たぶんこれは脳の「作業興奮」というやつを利用したやり方だと思います。

 

何日か書かない日が続いても、うしろめたさは感じない。めげずに書く

1日うっかり忘れてしまったり、疲れて書く気力がなかったりすると、その翌日からは「もうどっちにしろ昨日書かなかったし」とか「まあちょっとくらい」という気持ちになりやすいです。そしてだんだん「ちょっとぐらい」の期間が伸び、いつの間にかやめてしまう気がします。

後ろめたさを感じたときや、ほんとは続けたかったんだけどなと思い出したときにやることは一つ。とりあえず何事もなかったかのように、なんとなく書き始めてみる。そのあとまた同じことを繰り返しても、また同じように始めていきます。やめてはまた書き始めを繰り返していくと、やめてしまったときだんだん「まただめだった」「失敗した」と思わなくなってきます。あとで立ち上がっていくので。続かなかったことへの後ろめたさは忘れる、放っておく。これ、大切だと思います。

 

ときどき読み返して、自分に必要な情報を探っていく

日記はほんとに人それぞれ。人によっては出来事だけを書くのが合っている人もいるし、ネガティブなことはあとで読み返すときにつらいから、と書かない人もいます。

そこで、書いたことをときどき読み返し、自分にどんな日記のスタイルが合うのかを探っていくとよいと思います。書き足りない、わかりにくいと感じることや、こういう風に思っていたんだなと忘れていた気持ちを思い出したり、役立ったりすることなど、プラスもマイナスも両方出てくるかもしれません。それらを理解することで、どんな情報を「今」書いていけばいいかが見えてくると思います。

自分で繰り返してみて思ったのは、事実(出来事)と感情を織り交ぜて書いてあると、読み返すときに読みやすいのかなということでした。

 

さいごに

日記って自由で実験的な場だなと思います。

この前テレビでサバンナの八木さんが、日々のごはん記録のノートを紹介されていました。ごはん記録は過去につけて失敗したのですが、八木さんに触発され再び始めてみました。健康記録のようになって案外いいです。かたやテレビで吉田羊さんが感謝帳をつけていると知り、これもおもしろいと試してみたのですが、これは何度も挫折しています。

日々、試行錯誤の連続です。でも見方を変えると、日記に書くことのヒントはいろんなところにあって、それを一つ一つ試していくのもおもしろいです。一つのやり方がうまくいかなくても、別のやり方を試したり、自分に合うように改善を加えたりと、少しずつ自分と日記とのちょうどいい距離感を探してみてください。

もし続かないかもと思うときは、書きかけのノートから始めるのも手だと思います! 書きかけのノートでなんとなく始めると、「続けるぞ! がんばろう!」と気張らず、ほどよく肩の力も抜けるような気もします(気が抜けすぎないように注意は必要ですが…)。

読んでくださってありがとうございます。

多読をするときに感じたキンドルのメリット

多読を始めて2年ちょっとが経ちます。紙の本を1年使ったあとキンドルを使ったため、デジタルデバイスの機能に感動しました。今日は自分が英語学習者としてキンドルを使ったときに感じたメリットをまとめてみます。

 

ふせんがいらない=ハイライト機能が便利

キンドルでは文字に指をあてると辞書機能が作動します。そのとき画面上のほうには辞書と一緒に「ハイライト」というボタンがでてきます。

ハイライトボタンを押すと、ハイライトしたものはメモとして一覧にまとめられ、いいなと思った表現、あとで見返したい表現などのストックが可能です。

ハイライトをした箇所はキンドル端末では上のように見え、スマホなどのアプリではハイライトをした箇所だけ表示されます。

キンドルをスマホで利用する場合、下の写真のように全文にハイライトをかけておけば、隙間時間に見返せるオリジナルの単語帳のように使え便利だと感じました。

また、この機能はライティングの勉強に役立ちました。ライティングに使えそうな表現をハイライトして貯め、英語日記を書くときに「こんな感じのこと言いたいんだけど、前に似た表現見たような気がする」と思ったときにハイライトを見返しています。

 

サンプル機能(なか見!検索)が便利

本が自分に読めるものかどうか見定めるときに便利な機能です。

子供向けの本なのに、読みづらいと思ったことありませんか? 私自身、子供向けの小説なら読めるだろうと目を通しても無理かもと思えたり、逆に大人向けの自己啓発でもこれなら読めるかも! と思えたりすることがありました。そこで読める・読めないと感じる基準を考えてみると、英文が自分の見慣れた文体で書かれているかと、わからない単語が多くないかにある気がします。

たとえばこれ、自己啓発に分類される有名な「チーズはどこへ消えた?」で読めるサンプル文の1か所です。

One sunny Sunday in Chicago, several former classmates, who were good friends in school, gathered for lunch, having attended their high school reunion the night before.

案外平易な文章ですよね? 実際のねずみがチーズを追いかける、本文というか物語の冒頭(サンプルには載っていない)もこんな感じです。

Once, long ago in a land far away, there lived four little characters who ran through a Maze looking for cheese to nourish them and make them happy.

私はmazeとnourishではじめからつまづきましたが、辞書の助けもあって、読み進めていけました。

サンプル機能は無意識にしてしまうジャッジが本当に正しいのか、それとも思い込みにすぎないのかを見極めるのに役立ちます。「読めないと思ってたけど読めそう」だったり、難しくても「これだったらもう少しがんばれば読めるかも」と思えたり、もしくは「翻訳書を読んだあとに読んだらわかるかも」というジャッジができたり、モチベーション維持も助けてくれる機能だなと感じています。

多読向きのレベル別の書籍からステップアップしたい、レベル別の書籍が楽しめない、初心者向けと書いてあったから読んでみたけど読めない、TOEICの目安点を参考に手に取ってみたけど読みづらい、と思うことがあったら試してみてほしいです。

目を通しておくことで、買った後の「失敗した~」を幾分か防ぐことができるのもありがたいです。

 

アプリでスキマ時間をうまく利用できる

多読時間をがっつり確保できないときや、多読の習慣化をうながすのに便利なのがアプリだと思います。スマホにキンドルアプリを入れておけば、通勤中やちょっと手が空いたスキマ時間に多読ができて便利です。

今まで多読を日課にし、毎日家で多読を10分、15分読んでいました。でも仕事から帰った後は疲れていて、読む気力がないことが多いです。そこで、スマホにアプリを入れて出勤中などに読んでみることにしました。行きと帰り5分くらいずつ読めば、今まで分の日課は簡単にクリアできます。あまり気の進まない日でも、まあ数文でいいから読んでみなよと、自分をだましだまし読み始めると案外読めちゃいます。

今までは「がんばってやる」感覚がどこかありましたが、「時間があるから読もうか」を積み重ねていく感覚に変わり、多読をすることへのハードルが下がりました。多読がうまく継続できないという方がいたら、アプリはいいプラットフォームになると思います。

 

多読との向き合い方を変えてくれたキンドル

多読を始めた1年は幼児書を延々と読んでいました。はじめは楽しかったものの、1年後には飽きました。そんなときキンドルのサンプル機能に救われ、同時に多読のやり方から読むものもキンドル導入前と後では、ガラッと変わっていきました。

多読におけるキンドルのよいところをまとめた投稿ではありますが、「多読へのアプローチもいろいろある」ということを自分の試行錯誤を示しながら同時に伝えたかったのだと思います。

もし幼児書に飽きてきたなあと同じように感じている人がいたら、サンプル機能を試してみてほしいです。読んでくださった方になんらかの「へー」と思う要素があったら幸いです。読んでくださってありがとうございます。

【見つけられてよかったもの】Kalitaの波佐見焼コーヒードリッパー HA101

昔から靴や時計、キッチン用品などの小物が好きです。あるとき、好きなものについての投稿をしたら面白そう! と思いました。そこで、少しずつ暮らしのなかで見つけたおすすめしたいものについて書いてみようと思います。

今回は、Kalitaの波佐見焼のコーヒードリッパーについて書いてみます。このドリッパーを使い始めて、コーヒーを淹れる時間が前より断然楽しみになりました!

大好きなものですが、陶器なので重量感はあって、私自身は重量感のことが気になって買う前にかなり躊躇しました。そこでおすすめしたいものの投稿ですが、いいなと思った点はもちろん、使ってみて気になったこと、買う前・買った後の感じ方の違いなど、レビュー的視点を混ぜつつ書いてみます。先に触れると、私はコーヒーについてはそこまで詳しくないので、リブの高さが…みたいな話は書いていません。ごめんなさい…。

Kalitaの波佐見焼ドリッパーは4種類あるようですが、投稿は1~2人用のHA101についてです。

 

いいなと感じたところ

デザイン

清潔感のある白に、細めのリブの線。シンプルだけどスタイリッシュな感じに、一目惚れでした。

Made in Japanの波佐見焼

デザインのかっこよさが興味を持つきっかけでしたが、日本製であるということも買いたいと思ったポイントだったと思います。

波佐見焼とは、長崎県波佐見町で焼かれた焼き物です。長崎県窯業技術センターのHPにアップされている資料によると、波佐見町の和食器出荷額は国内全体の13%に及び、長崎県下では最大だそうです。全国に視点をうつすと、和食器出荷額のシェアは全国3番目の実績を誇っており、波佐見町の就労人口の約4割は窯業関係の仕事をしているということで、焼き物の町であることがわかります。

陶器というと、職人が最初から最後まで一貫して生産するイメージがありました。でも波佐見焼では分業体制がとられており、石膏で陶器の型を作る作業、石膏をもとに陶器を作る作業、陶器に染付をする作業などなど、わかれているそうです。Kalitaの波佐見焼特集ページでは、分業体制の話をはじめ、波佐見焼の歴史、ドリッパーの製作段階の話がまとめられています。商品の舞台裏の話を知ることができ、読んでいて面白いです。

また、今回のドリッパーとは関係はないですが、波佐見焼についてこんな動画もあって、分業体制ならではだなあ~と興味深かったです。

管理しやすい

波佐見焼のドリッパーを使う前は、プラスチックのドリッパーを使っていました。プラスチックは軽く割れないので管理しやすい反面、ゴシゴシ洗えば傷もつきやすいです。私が使っていたものはリブの間隔が狭く、ドリッパーのいたるところに凹凸がありました。そのためとても洗いにくく、一度コーヒーのしぶがついてしまうと面倒でした。

それに対してこのドリッパーは、リブの間隔が適度で、凸凹感もほどほどで洗いやすい。透明感のある白だから、汚れが気になる部分があったらすぐに気づいて手入れしやすいのもよかったです。

 

気になった点

重さと厚さ

いずれの点も陶器なので仕方ないですが、プラスチックのドリッパーを使っていたときは気にしなかった点なので、一応触れておきます。

ドリッパーの重量は270グラム。使い始めたときは、ドリッパーを持つとマグカップを持ったような感覚がしました。自宅にあるモスバーガーのマグカップは215gだったので、やはりマグカップ程度の重量感はあります。

また、ドリッパーを温めるのにも時間がかかります。プラのドリッパーを使っていたときはマグカップと一緒にときどき温めていましたが、替えてからはマグカップだけを温めるようになりました。

KalitaのHPではドリッパーの薄さが強調されているのですが、はじめに使っていたのがプラスチックということもあって、あまり薄さは意識しませんでした(もしかしたら、陶器ドリッパーのなかでは薄めに入るのかもしれません)。

 

使う前と使った後、感じ方の違い

買う前に一番気になったことは重量感で、レビューを見ても「重い」という言葉が目立っていました。私はプラスチックのドリッパーの軽さに慣れていたので、重いドリッパーを使う気になるのだろうかと、買うのに躊躇しました。それに輪をかけるように値段も高い。最終的には勢いで買ったのですが、使って5カ月たっても重さは意識します。

でも重いから、割れる心配があるからこそ、大切にするようになりました。それに気に入っているから、はじめにも書いた通り、コーヒーを淹れる時間が楽しみになりました。買った初期のころは使いながら「やっぱいいなあ」とつぶやいていたり、使えるのがうれしくてにやけていたり…。自分の気に入っているものを使うことってこんなに大切なんか! と思い知った瞬間だった気がします。

それに、プラスチックドリッパーを使っていたときに煩わしかったキズやコーヒーの着色の心配がなくなりました。一長一短です。

ただ、もし重量感が気になる場合は、実物をリアル店舗などで見た方がよいのかもとは感じます。私自身は、実際に見て触っても10分くらい迷ってしまいましたので…。

 

最後に

よいところ、気になる点の両方について触れたため、おすすめしたいものについての投稿なのに、どっちなの感があります。でも、好きなものでも「ここは気になるな」ということも往々にしてあったりします。なので、今回はあえて両方について触れてみました。

プラスチックのドリッパーは300円ちょっとで買えるので、「ドリッパーに2000円かあ…」と買う前はだいぶ躊躇しましたが、今は買ってよかったと思っています。重かったり、値段が高かったりということは、生活に与えてくれるうれしさ、楽しさと天秤にかけたら、私にとってはそんなに重要なことではなかったです。

ドリッパーを探している人がいたら、是非選択肢の一つにおすすめです! 読んでくださってありがとうございました。

歌と映画、両方楽しかった「はじまりのうた」という映画

先日、アマゾンのプライム・ビデオで「はじまりのうた」という映画を見ました。ドラマに分類される映画です。

しばらくの間、ドラマに分類されるアメリカ映画を何本も見ていました。たまたまかもしれないですが、私の見たそれらのドラマ映画のジャケット画像は、主人公たちが隣合わせに座るなり、立つなり、見つめ合うなりしてました。この映画もそうだし…。

同じく、たまたまかもしれないですが、それらの映画は物語の細部は違っても、根本としての雰囲気は似てた気がします。しばらくそういう映画ばかり見続けた頃には、「お腹いっぱい…」と思うようになりました…。

今回の映画を見たのは、「お腹いっぱい」期からしばらく時間が経ったとき。でも、「あの雰囲気をまた伝えてくるんだろうな」と思いながら見始めました(だったら見なきゃいいんだけど、ついつい見ちゃう…)。

でも、違った。はじめは「いい映画だったなあ」くらいでした。たいてい、いつもはその感情止まりなのですが、見終わって数時間経っても、映画のことを考えていました。せっかくなので、映画の紹介をかねつつ、よかったなと感じた点を書いてみます。

 

 

映画のあらすじは、シネマトゥデイから引用させてもらいます。

ミュージシャンの恋人デイヴ(アダム・レヴィーン)と共作した曲が映画の主題歌に採用されたのを機に、彼とニューヨークで暮らすことにしたグレタ(キーラ・ナイトレイ)。瞬く間にデイヴはスターとなり、二人の関係の歯車に狂いが生じ始め、さらにデイヴの浮気が発覚。部屋を飛び出したグレタは旧友の売れないミュージシャンの家に居候し、彼の勧めでこぢんまりとしたバーで歌うことに。歌い終わると、音楽プロデューサーを名乗るダン(マーク・ラファロ)にアルバムを作ろうと持ち掛けられるが……。

 

この映画を、他の映画と切り分けるものは「歌」と「音楽」にあると思います。

ただ、「音楽」というくくりだけなら、他の映画でもあるかもれない。そこで、この映画の他とはちょっと違う点に触れつつ、映画のいいなと感じたところを書いていきます。

 

はじめに、あらすじの続きになるのですが、物語では最終的に、ダンとグレタは演奏仲間を集めながら、1枚のアルバムを作っていくことになります。映画では、アルバムを作る過程を追っていきます。

そして、この作中の歌がいい。好みの問題があるので、人によってはあんまりかもしれないですが、私はキーラ・ナイトレイの歌声と曲のテイストに完全にはまってしまいました。

昔のフォークソングを思い出させつつ、アレンジした感じがいい。この曲風が好きなら、映画は見ていて面白いと思います。

更に、この映画の面白いところは、アルバムの収録場所。

収録はレコーディングスタジオでやるのではなく、夏のニューヨークの街中各所。地下鉄のプラットフォームで、エンパイア・ステート・ビルを見上げながら、セントラルパークの湖の上を漕ぐボートで…。とにかくいろんな場所で、レコーディングをしていきます。自転車のチリンチリンも、街の喧騒も、すべてアルバムの味になっていくのです。いい感じの歌声と面白い発想のもと、何かが作られていくのを見るのはとても楽しかったです。

それから、主人公をはじめ、一緒に演奏する仲間たち、みんなが音楽を楽しんでいる姿もいい。演奏している姿はとても楽しそうで、見てるだけで楽しくなってきます。

 

これらの要素に加え、私がこの映画に惹かれた極めつけの理由は、主人公のキャラにあった気がします。主人公のグレタは、少し堅い感じがするところがあります。作中で、登場人物の一人は彼女のことを「無愛想」と表現するほどでした。そんなグレタに対して、作中初めのダンはノリがちょっと軽く、グレタとなんだかんだでいいコンビです。

グレタとダンは、本当に音楽に情熱を傾けています。音楽を通じて、2人の関係性が少しずつ変わっていく姿。音楽を作り上げることを通じて、2人の人生が少しずつ変わっていく姿。それは、この映画の一つの見どころだと思います。

印象に残っているのは、ダンが少しずつ変わっていく姿です。ダンははじめ、ほんとにボロボロでした。家族との関係性が、ある事件をきっかけに崩壊し、妻と娘とは別居状態。物語のはじめでは、自分で立ち上げた会社をクビになり、「酔って地下鉄で自殺を考えて君の歌を聞いた」とグレタに打ち明けるほどでした。

でも、音楽をみんなで作り上げていくことによって、彼は少しずつ再生していきます。先ほど、「作中初めのダンはノリがちょっと軽く」と、過去形で書きました。過去形で書いたのは、物語が進むにしたがい、彼が軽い人ではないと少しずつわかってくるからでした。もともと彼のなかにあるけれど、うまく外に放たれていない家族への愛情、音楽への情熱、そういうものが徐々に見えてきます。物語を通じて彼に起こる変化は、わざとらしくなく、自然で、あたたかい。彼の顔芸? というのか、表情の演技は、とても印象に残っています。

映画のトレーラーは最後、こんな語りかけで終わっています。

へこんだ心はいつかふくらむ。新しい一歩を踏み出したいあなたにおくる物語

はじめの文は、的確だなと思いました。へこんでいるけれど、音楽を通じてふくらみはじめる、グレタとダンの心が映画には映し出されています。その姿は、なんていうか励まされます。私はダンの変わり方を見て、「私もこんな風に変わっていきたい」と感じました。私の場合は、ダンの姿に励まされました。でも、人によってはグレタの恋愛だったり、人生にだったり、響くところは人それぞれ違う気がします。

 

正直、作中の音楽が好みではない人には、いまいちの映画かもしれません。でも逆に、作中の音楽が好きな人は、見ていて楽しい映画だと思います。プライム会員の人は、よかったら見てみてください。

仮にもし前者だとしても、マルーン5のアダム・リヴィーンが歌う挿入歌はとてもよかったです。映画に関係なく、よかったら聴いてみてください!

Kindle Paperwhiteを使い始めて8か月。Kindle Paperwhiteと純正カバーのレビュー

今年の1月初めに、Kindle Paperwhite第6世代を買いました。本体を使い始めて8か月強、純正カバーを使い始めて5カ月強経ちます。先日、カバーに目をやると、カバーの角が剥げていました。気に入っていたので、凹みました…。

そこで今日はKindle周りのことについて、自分が買う前に気になったことも含めつつレビューを書いてみようと思います。使用しているのは、Kindle Paperwhite 第6世代(Wi-fi, キャンペーンなし)のものです。

 

Kindle Paperwhiteの本体の使用感

レビューには使い方・使用頻度も関係すると思うので、先に一応その点に触れておきます。私は、Kindleをメインの読書ツールとして使っていません。毎日英語多読をするのに15分程度使い、ときどきPrime Readingを使って本を読む程度です。あとは、数冊、新刊や厚めの文芸書を購入し読んだこともあります。そのため、Kindleライトユーザーのレビューとして参考にしてもらえたらと思います。

あってよかったバックライト!

買う前、バックライトの有無で悩んだのですが、この機能は必要だと思いました。使い始めて数回、バックライトがつかなかったことがあります(一度スリープ状態に戻し、再度つけると戻る)。画面が明るいことに慣れていたせいもあって、バックライトがないとその暗さに驚きます。ないと暗いので、使える場所が多少限定されてしまいそうにも感じました。

ページ繰りのとき、画面が白黒反転する件(ページリフレッシュ)

Kindleシリーズが合わないという人がよく指摘している点で、買う前に一番懸念しました。でも、私は大丈夫でした。人によるところが大きいのかもしれません。気になる方は、You Tubeのレビュー動画などを確認するのも一つかもしれません。

スマホのような速度感はない

初め、遅くてびっくりしました。検索時、打った文字が画面に反映される速度がワンテンポ遅く(更に文字が若干打ちづらい)、早く結果を知りたいときはイライラしました。でも、最終的には「まあ、こういうもんか」と慣れてきました。ページ送りのときもワンテンポ気持ち遅めですが、小説など、活字を追う分には気になりません。

操作性

検索をするとき、本のタイトルが明確で、Kindle版が確実にあると知っている場合の検索は問題なかったです。しかし、それ以外の本をジャンルなどで「なんとなく探す」ときの検索はしづらい気がします。「どこだ、どこだ」と探していく感じです(面倒になって、見つからないときもある)。最終的には書籍検索・購入はパソコンでして、読むときだけKindle Paperwhiteを使うようにしたら、別段何も思わなくなりました。

検索するときの若干遅めの速度感と操作性が、一番やきもきしました。でも、Kindle Paperwhiteは「本を読む端末」とし、検索はパソコンなどで済ませてしまうようにしてからは、イライラすることもなくなりました。普通にありがたい、便利な存在です。

 

カバーを買うことにした経緯・カバーのレビュー

上のような感じで、全体的に本体には満足していました。でも、本体についてしまう指紋が少しずつ気になってくるようになりました。黒という色自体、指紋が目立ちやすいです。更に背面の材質は、普通のプラスチックではなくなめらかな質感素材なのです(調べても材質がどうしても出てこず、表現があいまいですみません…)。

わかりづらいし、そこまで目立つものでもないのですが、少しずつ使用感が出てくる感じがいやで、純正カバーを買うことにしました。

レビューを見ると「カバーをつけると重い」という言葉が目立ちます。実際使ってみたら、本当にその通りでした。カバーを買う前はKindleを外に持ち出すこともありましたが、その習慣はほぼ無くなりました…。とはいえ、Kindleをはめ込む部分は堅く、しっかり守ってくれそうな感じはあります。Kindle自体が薄めなつくりのため、その部分は安心できます。

また、カバーの開閉時には、端末が自動でオン・オフ切り替わります。初めは便利だなあと思っていたのですが、よくよく使うと、別にあってもなくてもどちらでも大差ないなあと感じるようになってきました。

そして、初めにも書いたのですが、カバーの角が剥げてきました。

外に持ち出したのは、10回以上20回未満だと思います。それ以外は、家の本棚、引き出しにしまっていました。「革」カバーですが、革の上にコーティングがされていて、その部分が少しずつ剥げていきます。

総括すると、指紋が気になっていたので、その点をどうにかできたのはよかったです。でも使って5カ月で、値段も結構したため、剥げは悲しかった…。正直、値段不相応に感じました。

 

Kindle Paperwhiteを買ってよかった? カバーを買ってよかった?

私はKindle Paperwhiteを買ってよかったし、カバー自体は買ってよかったと感じた人でした。

ただ、Kindleがあるからといって電子書籍を買って読むかというと、正直読まないです。Kindle Unlimitedも無料体験をして、初めはその書籍数に感動しました。でも、あるものの中に自分の読みたい本はなかったりして、結局は読みたい本は借りるなりして読む方が性に合っていると感じました。また、本を買う習慣自体がなかったこともありますが、やはり紙の本の方が私には馴染みがよかったです。

ついでに言うと、私は購入当時はタブレットを持っていなかったので、買おうとした当時は、Kindle Paperwhiteを買ってよかった人でした。でも最近、タブレットをもらいました。もし初めからタブレットが手もとにあったら、私の1日15分程度の読書量であればPaperwhiteはいらなかったかもと、ちょっとだけ感じています。目にはKindle Paperwhiteの方が優しそうなので、あればありがたいけど、なくてもまあなんとかなるかなあという感じです。

そこで思うのは利用度合によっては、電子書籍リーダーに興味は持っていても、他の媒体で案外事足りる人もいるのかなと。毎日比較的短時間の多読だけが目的で、タブレットを既に持っている方とかは、特に。

またカバーに関しては、カバー自体は購入してよかったですが、もっといろんなカバーを検討すればよかったと感じています。「純正」バリューを諦めれば、重量的に軽いカバーはそこそこありました。Kindle本体が205gで純正カバーが134g、合計すると340g程度です。それは、家にある150ページ強のハードカバーの文芸書1冊と同じくらいの重量で、ずっと手のひらで支えると、そこそこの重量感があります。純正でも剥げてきてしまうことを考えれば、今思うと純正だからと安心せず、いろいろな商品を比較検討すればよかったです。

カバー購入を迷っていて、もし上の写真のような指紋が気になる人は、最初に買った方がベターだと感じます。写真を撮るにあたってアルコールで拭きましたが、それでもこんな感じでしたので…。とほほ。

多読を続けて1年7か月、失敗を経て気づいたこと

「1年、2年と多読を続けたらどうなるのだろう、どこまで行けるのだろう」

多読を始めるときの疑問でした。あれから1年7か月が経ち、私は何を得たのだろうと考えました。するとかなり「なんとなく」な成果しか得ていませんでした。掲げた目標には近づいていません。

そこで今日は、続けることで気づいた「もっとこうすればよかったんだ」について書いてみます。先に答えを書くとそれは、「多読の目的を明確にしながら、目標と今をつなげる」ということでした。

多読に興味がある人、多読を通じてライティング力をあげたい人に読んでもらえたらうれしいです。

最初にこれまでに何をして何を得たのかをまとめ、その後に「こうすればよかったんだ」の部分を書いてみます。

何をやってきたのか 多読素材・多読量・費やした時間

(多読の素材・多読量)

1年目は多読素材の定番「Oxford Reading Tree(以下ORT)」「I Can Read(以下ICR)」→1年過ぎたころ「Paddington」シリーズ2冊→数か月前から、コメディアンの自伝本3冊

読んだ総文字数は、自伝の文字数がわからないのでわかりません。でも、40万語程度くらいには達したのではないかと思います。

(多読に費やす時間)

ORTの初級段階では1日3冊10分未満くらい、レベルが上がってからはORT、ICRともに1日1冊で10~20分程度。Paddington、コメディアンの自伝は1日10分程度。ここ1か月くらいは、1日最低2ページ程度。(最低ラインのルールは疲れている日は、最低一文でも読めばOK)。なのでならすと、1日10~15分程度だと思います。多読の本によると、これでは短いようです…。

 

多読を始めたきっかけ、当時の目標

実は、大学時代の専攻は英語でした。でも、自分の英語力に後悔が残っていました。もっと自分の言いたいことをしっかり伝えられるようになりたい、前置詞が苦手で正しい文が書けないのを直したい…そんな思いがありました。「幼児向けの本を読むのに気は進まない。だけどどこかから始めないと、私はずっと同じ後悔し続けるだろう。とりあえずやろう」と、藁にもすがるような思いで始めました。

そのときの目標は、名作小説を原著で読めるようになる、自然な英文を書けるようになることでした。ネイティブとフェアに話せるような英語力が欲しいという思いも、間接的にあった気がします。

 

結果、目標達成度、そこから見える私の問題点

では、そんな目標に対して私はどこに行けたか。

「コメディアンの書いた洋書はなんとなく読めるようになり、自分のなかのイディオムのストックは前よりなんとなく増えた気がするよ」

これが正直に感じたことでした。すべてが「なんとなく」でしかないのです。1年半以上続けてるんだから、もっとあるだろ? と思いましたが、なかった…。

なぜ、こんなことになったんでしょうか。

私の一番の問題点は「多読をする」という行為が、いつの間にか「目的」になっていたことにあると思います。仕事から疲れて帰ってきたとき、「本を読む」ことだけで精いっぱいでした(職場にはバイクで通勤し、従業員全員でお昼を食べる職場で、仕事前・休憩中に読む時間はとれませんでした)。そしてこの「とりあえず読め」が当たり前になると、本来の目標は少しずつ「考えたくないもの」に変化しました。

さらに突っ込むと、イディオムについてもその表現を「見ること」に慣れただけ。自分のなかで、使える表現にはなっていません。英語で日記を書いていて、「見ることに慣れた」表現は使っていましたが、それらが合っているかは定かではない。昔勢いで買ったジェーン・オースティンの「高慢と偏見」が手もとにありますが、読めるとも読みたい! とも思えない。何も目標に近づいていませんでした。

モチベーションは低く「読めばOK」としてしまい、どこに向かうでもない多読迷子になっていました。

 

ここから言えること どのように多読に取り組むべきか

努力が目的にしっかりと向かっていなければ、得るものは「なんとない」ものでしかない。書いてみると当たり前ですが、それが学んだことでした。その経験から得た教訓は、次の2つです。

1.多読を始める目的・目標を明確にし、意識しながら多読を続ける
2.「目標」と「今」をつなげてみる

1に関しては、英語学習法でよく言われることです。多読の場合、特にその傾向が強いかもしれません。多読は「読む」という行動はともなっているので、それだけで満足してしまいやすい気がします(もちろん数をこなすことが目的ならばそれでよいのですが)。

2に関しては、「今」と「未来」を地続きにして、「今、少しでも目標に近づいている」という状況を作るためです。これで多読迷子にならない! ここ数日、ライティング力・スピーキング力を上げるという目標に対して、次の取り組みを始めてみました。

・多読で読んだ文章で使えそう・使ってみたい文章を、キンドルのハイライト機能を使ってストック→毎日一瞬でもいいので、ハイライトした文を見る→使えそうなら英語の日記で使ってみる
・読んでいる文章がいまいちわからないとき、音読して理解しようとしながら読む

また直接は関係ないですが、好きな英語のPodcastも毎日聴くようにし始めました。読む、話す、聴くを組み合わせることで、より自然な表現も見につきやすいのではないか、という仮定(もしくは願い…)からです。

試してまだ数日ですが、めんどくさがりながら数文だけ書いていた英語日記の文が長くなりました(笑)。「使える表現はないか」とめざとく探すようになりました。書きながら、なぜ私は英文を書けるようになりたいのに、英語の日記を真面目に今まで書かなかったのだろうと疑問になりました。本当に本末転倒なことばかりしてました…。

 

最後に

書きながら、果たして多読の目的が「読む」こと以外の人ってたくさんいるのかな、と疑問になりました…。いるといいな…。

失敗談ばかりですが、私はそれでも多読を始めてよかったと思っています。一つには「なんとなく」でも、原著を読み始めることに抵抗が少なくなり始め、のろくても「どこかに向かい始めてはいる」ことを実感できるからです。

さらに、これは副産物(?)ですが、「毎日続けられる」という自信も生まれました。「最悪、一日一文でいいから頑張れ」が私のマントラで、1年目は毎日本を開きました。一文はさすがに少ないですが、それでも「1年は365日あって、そのすべての日で同じことを繰り返した」というのは、継続性のない私にとっては大きなことでした。多読は、継続力を養うツールとしてもおすすめだなあと感じます。

失敗談ばかりでしたが、時間をかけて失敗してるので(?)結構リアリティがあると思います。もしこれから多読を始める人がいたら、是非同じ穴に落ちないでください! 失われた時間は長かったですので…。

最後に、この本もおすすめです。多読を始めた後に読んだのですが、始める前に読めばよかったと後悔した1冊です。

読んでくださってありがとうございました。

CouchsurfingのMeet UpとEventという使い方

「海外旅行するとき、もっと現地の人の話聞きたいよなあ」
「せっかく首都圏にいるんだから、外国の人ともっと交流したいんだけどなあ」

海外旅行に行くとき、首都圏に住んでいるとき、上のように思っていました。海外に行くときは、普通に観光地ばかりめぐる旅を考えては、「なんか違うんだよなあ。でもどうやって現地の人に出あえばいいんだろ」と思い、首都圏に住んでいたときは、外国人と交流したいけれど、いまいちどこに行けばいいのかわかりませんでした。

私以外にも、こんな風に思う人はいるんじゃないかと思います。今日書こうと思っているCouchsurfingのMeet Up、Event機能は、上の願いにいくぶんか沿ったものでした。私自身が知ったのは、首都圏から離れ、海外旅行によく行っていた最後のときでしたが…。

ただ、手放しで「オススメ! 」とも正直言えないところもあります。そのあたりが中途半端なのですが、今日はそのあたりをひっくるめて、私の感じることをまとめてみたいと思います。

 

まず、Couchsurfingとは…

 

Wikipediaの言葉を借りるなら、「無料国際ホスピタリティー・コミュニティー」ということです。平たくいうと、海外に旅に出る人と現地の人を結びつけるSNSのようなものです。

今回書こうとしているのは、そのなかのEvent、Meet upについてですが、本来Couchsurfingとは「カウチ(=ソファ)」の「サーフィン」。つまり、旅行者が外国に行くとき、現地の人の家に泊めてもらって交流を深めるという機能が主です。今人気のAirbnbとの違いは、そこに料金が発生するかということで、Couchsurfingの場合、宿泊料は発生しません。

 

Meet upとEventという使い方

Meet Up

「旅行している外国人と知り合いたいけど、家に泊めるのは…」という人も多いと思います。そんなときに便利な使い方の一つが、Meet Upというもの。

細かい登録方法の説明は割愛しますが、Couchsurfingに登録するとき、プロフィールや居住地を設定するほかに、「Hosting Abailability」を設定する欄があります。

そのとき、選択肢の1つに、「Wants to Meet Up」という選択肢があります。これを選べば、宿泊場所は提供できないけれど「会いたいよ」という意思表示になり、旅行者から連絡が来る可能性が生まれます。

またこれは自分が海外に行くとき、宿は決めてあるけれど現地でローカルの人と交流したいというときにも使えます。方法としては、「Find Host」に滞在場所を入力して検索し、検索結果画面右下にある「More Fliters」をクリックします。

そして、「HOST INFO」の箇所の選択を「Want to Meet Up」にします。この欄で性別、最終ログイン日なども選択することができます(最終ログイン日が、最近の人ほど返信が早いので先に設定しておくのも便利です)。

こうすることで、はじめの例とは逆に、宿泊場所は提供できないけど会いたいという意思を持った人を探すことができます。

Event

「Meet Up」は、人との連絡のやり取りが必要になります。それに対して「Event」の多くは行きたいイベントの参加ボタンを押せばOKというシンプルなもの。

Couchsurfingトップページの検索窓で「Explore」「Find Hosts」などがあるなかで「Event」を選択し、行先を入力します。行きたいイベントを探して、もし行きたいものがあれば「Join」ボタンをクリック。イベントによっては、企画者にコンタクトが必要な場合もあるので、その場合は追加で連絡も入れます。

 

気を付けたいこと

ここから、はじめの中途半端な部分が出てきます。手放しでCouchsurfingを推しづらい理由は、Couchsurfingにまつわるトラブルが関連しています。ネットでCouchsurfingと検索すると、主に女性が男性の家に泊まって起きたトラブルがでてきます。これはSurf/Hostをする場合に重要になることだと思いますが、たとえ一時会うだけでも、見ず知らずの人に会うときは気を付けるに越したことはありません。

そのため、もしこの投稿を読んでMeet UpやEventに興味を持って下さった方がいた場合、以下の点に気をつけることも大切だと思います。

<Eventの場合>

・内容をしっかり読み、参加者・場所にも注意を払う

読んでいると、首をかしげたくなるイベントもときどきありました…。

<Meet Upの場合>

・連絡をくれた人・連絡をしようと思っている人の紹介文をしっかり確認する
・Referenceをしっかり確認する

Couchsurfingでは、Host/Surferをした人、Meet Upで出会った人、Eventで出会ったメンバーに対してPositive/Negativeで評価、コメントができるシステムがあります。出会いがいまいちだったとしても、嫌なことがあったとしても、あえてそのことを書くのは勇気がいります。そのため、書かれている情報が真正面から信用できるかには疑問は残りますが、それでも参考にはなります。

女性が男性から連絡を受けた場合で、その男性のReferenceを書いたのが女性ばかりであれば、警戒が必要かもしれません。またReferenceがまったくない場合も、少し気になります。私は女性ですが、以前Referenceがない男性から連絡が来ました。迷いましたが直観的に「断ろう」と思い、理由をつけて断ったことがあります。もしくはReferenceはよくても「直観的に会いたくない」と思ったら会わない、という選択も大切だと思います。

女性の場合、行くイベントが夜であればそのイベントへの警戒、Meet Upで異性と会うのであれば、その時の警戒はしてもし過ぎることはないと思います。

実際、日本・海外で使ってみて感じたメリット・デメリット

Eventのよいところは、企画者への事前の連絡が必要なものでなければ、すぐに行けるということ。一人でバックパッカーとして海外を旅しているときは、その日の気分で行動を決めたいときに重宝しました。

これと対比になるのですが、Meet Upはある程度事前に、会いたい人に連絡する必要があります。そのため、事前に旅程をある程度決めていない旅には適しません。

また双方のデメリットになるのですが、大都市ではEventの開催、Meet Upを希望する人は多いけれど、地方だと少ないです。これは海外でも、日本でも同じように感じます。私は今地方に住んでいますが、開催されるイベントは、皆無でした…。

 

もっとざっくり思うこと

自分のCouchsurfing遍歴を振り返ると、正直Surfに比べると、Meet UpやEventは出会った人との関係性は築きづらいと感じました。EventやMeet Upでは、Surfより共有する時間が短いことが理由の一つだと思います。そのため正直なところ、「外国人と連絡を取り続けたい!」という思いがあるのだとしたら、SurfもしくはHostになる方が関係性は築きやすいと思います。ただどちらも相性の問題があるので、一概にはなんとも言えず、あくまで上の思いは私の体験談です。

それでも、いずれにしても、Meet UpやEvnetの方法を選択肢として持っておくと便利だとは感じています。

一人でバックパッカーをしているとき、一人旅は楽でよかったです。ただ「観光地を誰かと回りたいな」だったり、「現地の人と話してみたいな」という気持ちがわいてくるときがありました。そういうときに、誰かと一緒に一時を笑って過ごせるというのは結構救われます。私はフリーウォーキングに1回参加して、会った人と連絡はそれから取っていませんが、それでもその体験は今もいい思い出になっています。

それは、海外の旅以外でも似たようなところがあると思います。日本でMeet Upで連絡をもらって、地元を案内したことがありました。自分とは異なる文化を持った人と話すことで触発されたり、自分の文化を見直すことにつながりました。

 

最後に

知らない人に会うというところで、リスクはあるのも事実です。ただ、書いてある情報を注意深く見極め、余裕をしっかり持てばCouchsurfingは便利なツールにもなると思います。

「外国の人と知り合いたいんだけど、なんかいいツールないかなあ」という方に、よかったら見てみてほしいです。Meet Upの場合はログイン日が新しいと検索されやすいのか、ログインをまったくしていないときよりよく連絡がきました。なので、Meet Upを利用する場合は、ちょこちょこログインすると、連絡が来やすいかもです!

読んでくださって、ありがとうございました。

面白い英語のPodcastを探している人に聴いてほしい「WTF with Marc Maron」

「BBCのGlobal News、毎日きくのしんどい」

毎日英語を聞こうと頑張っていたとき、思ったことです。タイトルのPodcastは、その後たまたま見つけたものでした。スピードは速いです。でも、内容が面白いので一時期は毎日聴いていました。興味のあるなしで、こんなに変わるんだと感じました。

冒頭のように思うことがあった人がいたら、面白いPodcastを探している人がいたら、是非タイトルのPodcastを聞いてみてほしいです。

WTF with Marc Maronとは

WTFは、アメリカのコメディアン、マーク・マロンが自宅のガレージにゲストを招き、ゲストとの会話を放送するプログラムです。ゲストはコメディアンが多いですが、他にも俳優、歌手、作家、映画監督など、多くのクリエイティブ業界に身を置く人が登場します。なんと過去には、オバマ大統領も出演しています。写真の右側がマークです。

会話の多くは、マークがゲストの生い立ちについて質問する形で始まります。ゲストは多くの場合、自身が出演、制作した作品の宣伝をかねてやってくるので、対話では作品ができるまでの背景、思いにも話が及びます。

「親近感」

聴き続けて感じるPodcastの最大のよさは、「会話をそのまま聞いているような身近さ」にあると思います。このPodcastは、よくあるゲストを招いてQ&Aで進行する「インタビュー」形式とは違って、普通の「会話」が主体となっています。自然な流れで会話が進むので、結構な頻度で会話の後半部ではゲストが自然体で話しているように感じられます。また、ゲストが何を思い今のキャリアを選んだのか、何を考えているのか、どんな人生観なのかなのかを、会話の自然な流れで知ることができます。

10人いれば、10人の異なる人生があります。それぞれの人の歩みを聞くことで、「そんな考え方あるのか」「そんな人もいるんだ」と、聞いていて人生のヒントになることも多いです。

また、コメディアンのPodcastなのでやっぱり面白い! ゲストとの対話も面白いですが、毎回、対話の前に、マークの短いモノローグが入ります。最近のマークの近況、考えていることが語られます。週に2回Podcastはアップロードされていくので、その近況を聞いて、マークが考えていることをシェアするのも面白いです。

Podcastについて

Podcastは、最新の50回分のエピソードは無料でダウンロードできます。毎週月曜日と木曜日にアップロードされ、WTFのHP、スマホアプリAppleAndroid、Spotifyなどでダウンロード可能です。それ以前のエピソードに関しても、You Tubeの公式WTFページや、一般の人がアップロードしたものが多くあり、手軽に聞くことができます。

ネイティブのPodcastなので、スピードは早いです。でも、人によってはかじりついて聞きたくなるくらい面白いです。そして、それを繰り返していたら、少しずつマークの英語になれてきました。

Podcastは今現在、950回を越えています。私自身、聴いたものは200未満だと思いますが、そのなかで印象に残っている、面白かったものを以下に一部リンクを貼ってみます。中でもオバマ大統領のエピソードは聴きごたえがあって、一番はじめに聞くととても面白いと思います! 下3つの回はWTFの公式You Tubeのアップロードがなく、個人の人がアップロードしたものしか見つかりませんでした。いつ消されてしまうかわからないので、名前だけ書いておきます(消されても、結局別の人がまたあとでアップロードする傾向があるため)。

Robin Williams
Garry Shandling
John Oliver

かつて聴き飽きない英語音源を探しても、全然見つかりませんでした。「絶対どこかにあるはずだろ!」と思い続けてしばらくたったとき、このPodcastに出あいました。つらいときに励まされる言葉もあれば、めちゃくちゃ笑える話もあっておすすめです。

よかったら聞いてみてください。読んでくださってありがとうございました。