富士登山前に話題になることを、登ってみて私なりに考えてみた。

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登山靴。登山前のトレーニング。高山病の心配。

登山前によく話題に上る問題です。いずれも入念に準備するに超したことはないでしょう。でも私は結局、靴は買わず、トレーニングも大してせず、高山病にもなりました。

そこで今日は、した方がいいことをしなかった人はどうなったのか、なぜ高山病になったのか、という視点から今日は投稿してみたいと思います(高山病は予想ですが)。主に残念な結果になった失敗談です。

あくまで個人の体験談なので、「ふーん、そんな人もいたんだ」程度の軽い気持ちで読んでいただけたらさいわいです。

登山靴

富士登山は、私にとって初の本格登山でした。本格的な登山だし靴も買おうかとも思ったのですが「せっかく買っても、使わなかったらもったいないなあ」と買いませんでした。それと、初心者用のクッション性のあるマラソンシューズは持っていたので、普段靴よりは丈夫だしいいやと買いませんでした。

結果は、底がだいぶすり減りました。10キロのマラソン大会に数回出たり、半年以上、歩いたり走ったりトレーニングで使っていたため、靴はそこそこすり減っていました。でも、「まあ、まだあと少しはなんとかなるか」くらいの状態でした。それが今回帰ってきてからみると、「もうそろそろ買い替えたほうがいいかも」くらいの状態になりました。

登山靴でないデメリットは、他にもありました。一緒に行った友人の登山靴を見るに、登山靴は足のホールド性が長けていたように見えます。マラソンシューズでは、下りのときが特に、足が靴のなかで前後に動いてしまって安定性に欠けました。また、マラソンシューズは特にかもしれませんが、靴の作りが薄いので、体重が前後にかかり破れてしまわないか不安にすらなりました。

結論から言うと、登山靴じゃなくても登れました。でも、マラソンシューズは運動用なので、タウンシューズよりはよさがありますが、それでも弱さを感じました。ちなみにタウンシューズで登っている外国人と数人の日本人は見ましたが、やはり大半は登山靴だったように思います。私は、マラソンシューズをすぐに新調しなきゃいけない事態になるのなら、ときどき友達と山に登るので、登山靴を買っとけばよかったと後悔しました。

この失敗談から言えることは、普段靴で行くなら底のへりは覚悟してください! でしょうか…。私はお気に入りの靴で、そこまですり減ることを想定していなかったので、かなりへこみました…。買わなくてもレンタルするのもありですし、もし登山やるかもなあ~とちょっとでも思うところがあるのなら、買うのもありかもしれません。

登山前のトレーニング

前述の通り、10キロのマラソンレースに時々出場していました。そのため一時期は毎日歩いたり、数日に1回走ったりしていました。しかし、登山の4か月前から足首を痛め、登山を決めてから数か月の間は、数日に一遍30分歩く程度しか運動はしていませんでした。それでも、それまでつけた筋力が多少でも残っていたのか、歩ききることはできました。

けれど、下り切ったときは心底疲弊してました。登りは全然大丈夫だったのですが、下りが本当に苦痛でした。太もも? ふくらはぎ? が長時間下り続けること、長時間太もも・ふくらはぎに負荷がかかり続けることに慣れていなかった気がします。その苦手な時間が何時間も続き、日差しもギラギラと降り注ぎ、少しずつ体をむしばんでいった気がします。

そのため今もう一度登るならば、下りの負荷に耐えられるようにスクワットなどのトレーニングを強化すると思います。また、歩き続けることになれるために、日々の生活に歩く要素をちょこっとずつ増やしていくと思います。私は、練習登山や、長距離を歩けというのはハードルが高いからどうしようかな~と思っていたら、登山当日になってしまいました。今ではそうじゃなくて、日々の生活で筋力、心拍数を上げるトレーニングを重視すればよかったのだなあと思います。

高山病

実は高山病にならないように、結構気を使いました。5合目に着いてから1時間以上は体を慣らし、宿も7合目の下から2番目の宿にしました。休憩もこまめにとりましたし、休憩のたび水もちょこちょこ飲みました。

それでも高山病になった理由は、たぶん頂上目前で急にペースを上げて登ったことにあると思っています。空が明るんできたのは、頂上まであと少しというところでした。道はそれまでずっと渋滞していたのですが、「あと少しでご来光」というときから、多くの人がご来光を待つために登るのをやめ、道のわきに座り始めました。そのとき、できるだけ上のほうでご来光を見るために、今までの倍以上のスピードで登り始めてしまったのです。

すぐには異常はなかったのですが、頂上についたときくらいから、体の調子が悪くなり始めました。頭が痛くなり、なんだか調子がよくない。それでも意地でお鉢巡りはしたのですが、その頃には調子はもっと悪くなりました。はじめは高山病だと思わなかったのですが、今思えば完全に高山病でした。頂上が見えても油断は禁物、それだけが言えることです。それまでが快調だっただけに、ほんとうに悔しい思いをしました。

さいごに

だいぶん情けない話を書いてきました。でも、したほうがいいことの情報はどこでも見つかるけれど、失敗談は案外ないなあと思い今回は書いてみました。特に高山病のところは、同じ思いをする人が生まれてほしくないです。お鉢巡りなんて、途中からずっと「早く終わってくれよ」と思っていたので…。

私の富士山にまつわる投稿はすべて、不信による疑問が原点で、たいていすべて「ああ書いてある通りにすればよかった」と思っている気がします。今日もそんな失敗談を今回も書いてみました。読んでくださってありがとうございます。

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